夜のミュージアムで生き生きと動きだす展示物たちの冒険を描き、大ヒットを飛ばした「ナイト ミュージアム」シリーズが、いよいよ最終章!?大人気シリーズの第3弾であり、最終章となる『ナイト ミュージアム / エジプト王の秘密』(3月20日(金)公開)の日本オリジナルの予告編がついに解禁!ハラハラドキドキのスリル、大迫力のアクション・アドベンチャー、抱腹絶倒のユーモアに加えて、心に響く友情と親子のドラマの一部が明らかになった。

シリーズ最終章となる本作で、博物館の仲間たちを襲うのは、まさに絶体絶命の危機。展示物に魂を吹き込んでいたエジプト王の石板〈タブレット〉が魔法の力を失い、このままではみんなが動けなくなってしまうというのだ。シリーズ初頭から秘められてきた石板の謎を解き明かし、仲間たちを救い出すため、史上最大級のミステリー・アドベンチャーが幕を開ける!舞台は1930年代のエジプト遺跡から現代のニューヨーク、そしてロンドンの大英博物館へ。世界最大級のミュージアムで動きだした物語は宇宙や大恐竜、美術品などを巻き込み、想像を絶するスケールでスリリングに展開!ロンドンの街中にまで飛び出していく。今までにないスケールで展開する最終章は、フットボール場の4倍以上の広さの巨大セットで撮影された。加えて「状況が現実離れすればするほど、映画をできるだけ現実に基づかせることが大切だ」とシリーズ前2作でもメガホンをとったショーン・レビィが明かすように、前2作よりも多くのシーンを実際の博物館で撮影し、ロンドンとニューヨーク市でもロケ撮影を行った。さらに、最大のシーンのひとつのためにロンドンのトラファルガー広場を一晩閉鎖して撮影したり、有名なマウリッツ・エッシャーのだまし絵のシーンには膨大な時間を掛けて製作された。

予告編::http://youtu.be/VbkrMKZnSN0

スケールの大きさだけでなく、ストーリーも最終章に相応しい。『リアル・スティール』でも親子のドラマを大胆に見せた監督は、「『ナイト ミュージアム』は父と息子を描いた映画であり、同時にスケールの大きい冒険でもあった。本作では父と息子のテーマを支柱に、第1作が持っていたものに立ち返ることを目指したんだ。それにもちろん、いままでにない最大のスペクタクルを取り入れている。そして、“別れ”というコンセプトがさまざまな場所で展開されるんだ。変化を受け入れ、愛していたものと別れることの難しさを描いているんだよ」と明かす。前2作で、息子のニックにとっての“いい父親”になろうと奮闘してきたラリーは、ティーンエイジャーになった息子から子離れを迫られることになる。この父子の他にも、ラリーにとって父親的存在であるテディ・ルーズベルト、そしてアクメンラーも偉大なファラオの父と向き合うことになる。シリーズを通してテディを演じたロビン・ウィリアムズは生前「テディはいつもラリーを息子として見ていて、貴重な助言をするが、同時に『私の助言は必要ない。おまえは一人前だし、成功したんだから』とも言う。ラリーとテディは、シリーズを通して父と息子のような関係だ」と振り返るように映像でもニックとの関係に悩むラリーに温かく助言するシーンも描かれる。Googleが発表した、2014年に全世界で最も検索されたワードの第1位になったウィリアムズの名演は映画ファンならずともきっと胸を打つだろう。

アドベンチャー、アクション、ユーモア、ヒューマン・ドラマとあらゆるジャンルの魅力を結集した、この究極のミュージアム・ムービーには、ヴィヴィッドな躍動感とせつなさが同居する。かつてない興奮とロマンにあふれ、仲間を、家族を思うエモーションがうねりをあげる物語に、きっと心揺さぶられずにはいられないだろう。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa