“まだ何も終っちゃいないのに———。”

阿佐ヶ谷に住む少女ミミちゃんと、太古よりこの国に居る7人の奇妙でくたびれた神様たちが「逃げたおばあちゃんの九官鳥」を捜して東京中を駆け巡るひと夏の冒険ファンタジー!

監督は映画館「ラピュタ阿佐ヶ谷」や出版社「ふゅーじょんぷろだくと」を経営する才谷遼。大学時代に岡本喜八監督に師事して以来、ずっと、映画への夢を温め続け、この混沌とした2014年の夏に、新人監督として、遂に満を持してデビュー。 天性の反骨精神から、本人曰く、せっかちなやぶにらみの目線でニッポン近代史の影の断片を 映像でコラージュしていく。もちろん、17歳の少女ミミちゃんの視点を通して、時にファンタジックに、時にリアルに、時にノスタルジックに、かつてみたことない映像体験が展開する。

主演のミミちゃんは映画初主演、17歳の白波瀬海来(しらはせかいら)。一か月に渡るオーデションを経て、満場一致で決定。その瑞々しさは日本映画の新しい発見だ。ほか、神様たちに、映画界からベテラン・川津祐介、山谷初男、演劇界から長森雅人(無名塾)、個性派飯田孝男(発見の会)、なんきん(ワハハ本舗)らが集合。スタッフも加藤雄大(撮影監督)、山川英明(照明)、川島章正(編集)ら、一流メンバーが集結。本作の見どころでもあるアニメパートは人形アニメーターの真賀里文子(代表作『コンタック』『NTTドコモダケ』などのCMアニメーション)が担当。

特報::http://youtu.be/KG2RHO_bKHo

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執筆者

Yasuhiro Togawa