名実ともに傑作の呼び声高い、伝説の少女映画『おとぎ話みたい』が、この 2014 年の師走にとんでもない記録を更新しました!

12 月 6 日(土)より日本映画の聖地・テアトル新宿にて公開されると、連日満席等の大ヒットを記録し続け、遂に、テアトル新宿での実写・レイトショー公開作品における1週目の動員記録・歴代1位も樹立し、大変な盛り上がりを見せています。これは、『贅沢な骨』(2001 年/行定 勲監督)が持つ記録を、インディーズ映画にも関わらず突破するもので、実に 13 年ぶりに更新する快挙となりました。
テアトル新宿にて、いままさに、『おとぎ話みたい』は少女映画の金字塔上を打ち立てようとしています。
青春の普遍性きらめく“少女の遺作”として銘打たれた本作は、レイトショー上映作品にも関わらず、劇場には若い女性が多く詰めかけ、ネット上では大絶賛の口コミで広がりを見せております。レビューサイト「フィルマークス」では公開中の全邦画第2位の注目映画に位置づけられ、現在発売中の「キネマ旬報12月上旬号」では、若手作家としては異例の特集が誌上で組まれました。

本作の監督を務めたのは、処女作『あの娘が海辺で踊ってる』を2012年に発表してから、目を見張るスピードで独自の映画世界を進化させる若干 25 歳の山戸結希。2014年春には、東京女子流主演の『5つ数えれば君の夢』が、アイドル映画の枠を超えた美学溢れる作風によって話題を呼び、監督最年少記録で公開を迎えた渋谷シネマライズにてロングラン興行となりました。またそのほかに、中島哲也監督作品『渇き。』のメイキングドキュメンタリーに小松菜奈主演の『私はわたしを探しています』を手掛けるなど、現在、若手監督の旗手として最注目を集める山戸が、大学時代最後に製作したのがこの『おとぎ話みたい』となります。
12月19日(金)までの連日21:00〜、おとぎ話みたいは絶賛公開中です。
豪華イベントも、明日より決定しております!
大反響につき、17(水)のサービスデーは22:15〜の回も実施し、1日2回連続上映となります。

〈イベント情報〉
○12 月 13 日(土)21:00〜上映前おとぎ話みたいな少女文学!
GUEST:有馬和樹(おとぎ話)×堀越千史×木村仁美
ミス iD2015 山戸結希賞の堀越千史、そしてミス iD2014 の木村仁美さんがおとぎ話のギターに乗せて、山戸結希の短編処女小説『君を得る(きみをうる)』を満を持して初のリーディング!

○12 月 14 日(日)21:00〜上映後おとぎ話みたいなふるさとトーク〜第一夜〜!
GUEST:カンパニー松尾監督×山戸結希監督
愛知県出身の映像作家であるカンパニー松尾監督と山戸結希監督が、田舎と地方、そこに生きる女の子をめぐる同郷対談!
12 月 15 日(月)21:00〜上映後おとぎ話みたいなふるさとトーク

〜第二夜〜!
GUEST:山下敦弘監督×山戸結希監督
愛知県出身であり、近年アイドル映画の傑作を製作した山下敦弘監督と山戸結希監督が、テアトル新宿にて、ついに出会います!
故郷を描いた『おとぎ話みたい』を、山下監督はどう評して下さるのでしょうか!

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執筆者

Yasuhiro Togawa