この度、2015年5月、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて公開となる、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督、マリオン・コティヤール主演の最新作、映画『Two days, One Night(英題)』の邦題が『サンドラの週末』に決定致しました!
本作は、『ロゼッタ』『ある子供』でカンヌ国際映画祭最高賞パルムドールに2度輝くダルデンヌ兄弟が、アカデミー賞(R)女優マリオン・コティヤールを主役に起用した最新作。

体調不良から休職をしていたが、ようやく復職できることになった矢先の金曜日に、上司から解雇を言い渡された主人公サンドラ。
解雇を免れる方法は、過半数の同僚たちが自らのボーナスを諦めること。ボーナスをとるか、サンドラをとるか、月曜日の投票に向け、サンドラは夫に支えられながら、週末の二日間、同僚たちを説得に回る。
強さと繊細さを持ち合わせた等身大の主人公、サンドラを熱演したマリオン・コティヤールは、第80回ニューヨーク映画批評家協会賞 主演女優賞に続き、第35回ボストン映画批評家協会 主演女優賞/外国語映画賞、第15回ニューヨーク映画批評家オンライン賞 主演女優賞/外国語映画賞、第3回ボストン・オンライン映画批評家協会賞 主演女優賞/外国語映画賞を受賞するなど、日本での公開を前に、数々のアカデミー賞前哨戦でその演技が絶賛され、主演女優賞を獲得。早くも、『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』以来の、アカデミー賞主演女優賞受賞への期待も高まっています!

また、その他のキャストにダルデンヌ監督作品では常連の、ファブリツィオ・ロンジォーネ、オリヴィエ・グルメ、モルガン・マリンヌらが出演しており、作品により深みを与えています。
作品自体も各賞の外国語映画賞のほか、第61回シドニー映画祭グランプリをはじめ、『ロゼッタ』以降6作品連続となるカンヌ国際映画祭コンペティションへ異例の出品を果たしました。下馬評も高く、評論家筋の評価も高かった期待の映画です!

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執筆者

Yasuhiro Togawa