美しくも厳しい自然の情景、旬の素材を使った料理。生きるために食べ、食べるために作る。全てがひとつながりになった暮らしを描いた『リトル・フォレスト』。約1年間に渡って岩手県でオールロケを敢行した春夏秋冬の4部作がついに完結します。

「月刊アフタヌーン」に連載された五十嵐大介の原作コミックは、実際に原作者が岩手県の山村で3年を過ごした実体験を基にして描かれており、映画の撮影も原作の舞台と同じ奥州市衣川区で行われました。2013年6月から2014年6月まで、約1年間に渡るオールロケによって、四季の移ろいで様々な表情を見せる自然と美しい里山の風景がじっくりと時間をかけて映しとられています。また、その土地ならではの旬の食材を使って作る食事は、野村友里が主宰する「eatrip」がフード・ディレクションを担当。素朴さの中にも工夫が凝らされた料理の数々は観るだけでお腹が空いてくることうけあいです。

この度、『リトル・フォレスト 冬・春』の予告が到着いたしました。
本予告では、美しくも厳しい冬景色に佇む橋本愛演じるいち子の凛とした姿が印象的に映されています。また母親との関係、親友キッコとのやりとりの一端、またいち子自身の心情などが垣間見れます。大自然の中での自給自足生活の中にも、いち子を中心とした人間模様も気になる映像となっています。

予告編::http://youtu.be/BeP8zmh9Ipw

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=52399

執筆者

Yasuhiro Togawa