この度、骨髄移植をテーマにしながらもミステリーとユーモアで描く、心癒される感動作『迷宮カフェ』が2015年3月7日(土)に角川シネマ新宿にてロードショーでの公開が決定致しました。骨髄移植を通して“誰かを救うことで自分も救われる”ことを描き、観た人の心をやさしく包むような物語を表現した淡いブルーを基調とした繊細なビジュアルも決定致しました。

「ここから、歩いていける」
人生の迷宮をさまよう魂たちの、救いと再生の物語。

人里離れた一軒のカフェ。美しき店主・マリコの過去は謎に満ちていた。そこを訪れる客が次々に失踪するという噂を聞きつけて真相を探りに来た週刊誌記者・榎木田。そして秘密を抱えた三人の常連客。それぞれの心が、「骨髄移植」を通してひとつに繋がっていく…。ヒロイン・マリコには、2005年毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞に輝いた『ハチミツとクローバー』の関めぐみ。2009年には『DRAGONBALL EVOLUTION』でハリウッドデビューを果たし、活動の幅を広げている。心に癒せない傷を秘めたまま優しいまなざしで珈琲を注ぐ女店主を穏やかに演じる。三人の常連客には個性豊かな顔が並ぶ。オデコが広すぎると思い込んでいて何もかも上手く行かない等身大の女の子・アスカに『呪怨』でスクリーン・デビューし、最新作『海を感じる時』では体当たりの演技で新境地を開拓して話題となった市川由衣。映画『告白』で殺人事件に巻き込まれる少年役が脚光を浴びた若手実力派・藤原薫が、無差別殺人を企てる影のある青年・スグルを務める。K-1競技統括プロデューサー、タレントとしても活動している角田信朗が肉体の衰えに直面した失意のボディビルダー・松浦に扮し作品にユーモアを添えている。監督は、主要スタッフわずか3名で5年の歳月を掛け完成させた『エンプティー・ブルー』(09)が海外でも高く評価された帆根川廣。骨髄移植という重い題材を軸に、サスペンスと少しのユーモアを交えて紡ぎ出す心温まるヒューマンドラマ、それが『迷宮カフェ』だ

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執筆者

Yasuhiro Togawa