2010年の初公開以来、鬼才・瀬々敬久監督が20人以上もの登場人物で描く世界の大きさ、4時間38分という長尺のスケール、ベルリン国際映画祭2冠はじめ国内外の高い評価などでリピーターを増やし、毎年アンコール上映を続けて、すでにカルト化している伝説の映画『ヘヴンズ ストーリー』が、今年も新宿K’s cinemaで、5回目のアンコール上映を行います。しかも、今年も 35ミリプリント上映です。

映画はデジタル上映が当たり前になり、映画館から 35ミリ映写機が次々と消えていく中、K’s cinema支配人・酒井正史さんは、「瀬々監督の世界観はぜひ35ミリで味わって欲しい。当館ではDCP導入後も、この映画のために35ミリの映写機を 残しています」とコメント。“映画館でなくてはできない体験” ができる貴重な上映です。

5回目のアンコール上映となる今回は、初日6日(土)には瀬々監督と山崎ハコ、菜葉菜ら出演者が舞台挨拶。7日(日)には数々の瀬々作品に出演し本年亡く なった俳優・伊藤猛さんへの追悼をこめて、女優・伊藤清美さんを迎え初期作品から瀬々監督の歩みをたどるトーク、8日(月)は本作では助監督 を務め、まもなく監督第一作を完成させる菊地健雄監督を迎えてのディープな製作ウラ話、9日(火)には本作で大きな役割を果たす「廃墟」について 村上賢司監督を迎えてのトーク、とトークイベントも盛りだくさん。
見るほどにその巨大な全貌に驚かされる『ヘヴンズ ストーリー』、ぜひ35ミリ上映で体験してください。

公式HP:http://heavens-story.com

本上映・イベント詳細関連リンク→http://ameblo.jp/heavens-story/
12月6日(金)〜12月12日(土)、K’s cinemaにて連日15:30より上映

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執筆者

Yasuhiro Togawa