「八日目の蟬」など女性層に抜群の人気を誇る直木賞作家・角田光代の同名ベストセラー小説を、『桐島、部活やめるってよ』の鬼才・吉田大八監督がメガホンをとり映画化した『紙の月』が、松竹配給にて11月15日(土)より公開となります。

この度、主題歌『Femme Fatale』(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ)を使用した特別映像が完成いたしました。

『Femme Fatale』を主題歌に選んだ理由について、吉田監督は「反省も、後悔も、言い訳もせずに黙って映画の向こう側へ去って行く梅澤梨花を、僕もただ見送るしかなかった。だから、せめてニコの絶望的に優しい歌声で送り出してあげようと思いました。」と語り、今回の特別映像では「運命の女」梨花が背徳感なくさわやかに堕ちていく様が垣間見れます。ほぼ全編に渡って音は『Femme Fatale』のみですが、ラストにたった一言だけ梨花の台詞が入っており、梨花というキャラクターにさらなる興味を抱かせる心憎い演出も待っています。

主題歌PV::http://youtu.be/YQCcc1zF3QA

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執筆者

Yasuhiro Togawa