今年3月1日にその生涯を終えたフランスの巨匠アラン・レネ監督の遺作となりました『愛して飲んで歌って』(原題:AIMER, BOIRE ET CHANTER)を弊社配給にて、来年2月14日より岩波ホール他全国順次ロードショーすることが決定いました。

3月10日にパリ10区サン・ヴァンサン・ド・ポール教会で行われた葬儀は、ミューズであり妻でもあった女優サビーヌ・アゼマが喪主をつとめ、アンドレ・デュソリエやピエール・アルディティなど常連俳優たちの他、アルノー・デプレシャン、ジャン=ピエール・レオー、マチュー・アマルリック、ジェーン・バーキン・・・といった多くの追悼者が集まり、フランソワ・オランド大統領も追悼の夜の上映会に参加し、偉大な映画作家の死を悼みました。その葬儀では、レネ作品のポスター画を手掛けてきたウディ・アレン作品でも知られるイラストレーターのフロック(Floc’h)による洒脱な肖像画が大きく掲げられ、このたび、そのイラストを使用したティザーチラシビジュアルも完成しました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa