1945年、第二次世界大戦下ヨーロッパ戦線を舞台に、たった一台の戦車でドイツ大軍を相手に戦い抜いた、5人の兵士たちの絆を描く今冬最大の戦争アクション超大作『フューリー』が、11月28日(金)、全国超拡大公開となります。

メイキング動画「INTO THE TIGER’S JAW」::http://youtu.be/819UgMEFojE

今回『フューリー』のリアル戦車での緊迫の撮影シーンを満載したメイキング動画「INTO THE TIGER’S JAW」が公開となりました。

現存する第2次大戦当時のティガー戦車は6台のみ。実際に走行できる車両は、英ボービントン戦車博物館に保管されている「ティガー131」だけだ。このメイキング映像では、徹底したリアリティを追求するデヴィッド・エアー監督と製作陣の熱意によって、映画史上初めて実走するティガー戦車を撮影するという歴史的な瞬間がとらえられている。
映像の冒頭、列をなして進行する連合軍シャーマン戦車部隊が次々に砲弾の餌食となり、「ティガーだ!逃げるぞ」の掛け声と共に旋回を開始する。圧倒的な火力で連合軍を苦しめ、無敵と称されたドイツ軍のティガー戦車の威力をまざまざと見せつける映像でスタートするメイキングのタイトルを直訳すると「ティガー戦車の顎に突っ込め」を意味する。つまり、シャーマン戦車で敵戦車を撃退するためには、最短距離まで近づいて、最も弱い部分に狙いを定めない限り勝機は見いだせない。勝機がなければ、逃げるしかない、それほど強力な戦車がティガーなのだ。

「ティガー戦車が走行するなんて歴史的な瞬間だ」とデヴィッド・エアー監督は興奮を隠さない。製作のビル・ブロックは、「ティガーはデザイン、保護性にも優れている。一方のシャーマンは脆弱だ」と語る。徹底したリサーチを行ったデヴィッド・エアー監督らによると、「圧倒的優位を誇る1台のティガー戦車に対して、連合軍のアメリカ製シャーマン戦車が4〜5台で対抗する必要があった。結果として、連合軍のシャーマン戦車は約50,000台生産されたのに対し、ティーガー戦車は約1,500台だった」と解説する。
怪物そのものであるドイツ軍のティガーに対して、”激しい怒り”を内に秘めたウォーダディーら5人の兵士たちが乗り込んだシャーマン戦車はどんな戦いに挑むことになるのか。「最後までやり抜くぞ」と兵士を鼓舞するウォーダディーたちの「歴史を変える」戦いを見ずして、戦争映画は語れない。

戦車をめぐる攻防を徹底的にリサーチした製作チームが、本物の戦車を使った大スケールの戦争アクション『フューリー』は、11月28日(金)、待望の日本公開を迎える。

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執筆者

Yasuhiro Togawa