この度、アメリカで実際に起きた女子高生の集団妊娠騒動に着想を得た、新鋭ウエダアツシ監督の劇場映画デビュー作『リュウグウノツカイ』の追加上映が決定いたしました。

本作は2014年8月2日(土)〜15日(金)まで新宿K’s cinemaにて公開、“集団妊娠”を行うW主演の寉岡萌希、武田梨奈をはじめとする女子高生役10人の瑞々しい姿と、その姿を初長編監督作とは思えない力量で掬い上げたウエダ監督の手腕に根岸吉太郎監督(2014年ゆうばりファンタスティック映画祭審査員長)、中森明夫さん、相田冬二さんをはじめとする映画評論家など多くの著名人が絶賛!

劇場は連日満席が続き、最終日には急遽追加上映を行うなど惜しまれつつもK’s cinemaでの上映を終えました。

その後、追加上映を望む声が多く、今回、大阪・第七藝術劇場、京都・立誠シネマプロジェクト、東京・UPLINKにて再上映される運びとなりました。この夏、観客の心を一番アツくした『リュウグウノツカイ』の波は全国各地に広がっております!
また、追加上映にあたってウエダ監督よりコメントも到着いたしました。

【ウエダアツシ監督コメント】
もともと自主映画なので、この夏新宿 K’s cinema さんで公開していただけたことだけで大変満足していたのですが、その際に想像を遥かに超えるたくさんの方に観に来ていただきまして、またネットでの反響もたくさんいただきまして、このたび大阪、京都での上映、そして東京での再上映もしていただけることとなりました。本当にこの上ない喜びです。この映画に興味を持っていただいた方々と各劇場さんのご好意にたいへん感謝しております。
この映画は、アメリカの小さな漁村で実際に17名の少女たちが成し遂げた集団妊娠について僕が調べていて感じた、彼女たちを取り巻く彼女たちにはどうしようもできない環境と、一筋縄ではいかない思春期の感情や衝動を、現代の日本に置き換えて描いた映画です。
集団妊娠という行動には賛否あって当然ですが、きっと彼女たちが求めていたものは破滅ではなく希望であるはずです。
ぜひこの機会にひとりでも多くの方に希望を求め行動を起こす少女たちの勇姿を大きなスクリーンと大音量で観て、感じていただければ幸いです。

■大阪・第七芸術劇場
2014年11月8日(土)〜11月21日(金)

■京都・立誠シネマプロジェクト
2014年11月15日(土)〜11月21日(金) 17:40〜18:40
11月22日(土)〜11月27日(木) 17:30〜18:30

■東京渋谷・UPLINK
2014年11月29日(土)〜

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執筆者

Yasuhiro Togawa