安藤サクラが体を張って挑んだ、渾身の演技も話題となっております、武正晴監督の最新作『百円の恋』の公開日が12月20日(土)テアトル新宿他と決定、さらにポスタービジュアルが到着いたしました。
また、主題歌が人気急上昇のバンドクリープハイプの書き下ろし曲「百八円の恋」(UNIVERSAL MUSIC/2014年11月5日(水)発売・6thシングル)に決定し、全国ホールツアー2014「八枚目でやっと!九枚目でもっと!」最終日の9月18日(木)に東京 NHKホールにて発表いたしました。

故・松田優作氏の出身地である山口県の周南映画祭において、優作氏の志を受け継ぐクリエイターを発掘すべく、2012年に新設された脚本賞、第一回「松田優作賞」のグランプリ作品『百円の恋』の待望の実写映画化。

国内外から151作品もの脚本応募が寄せられた中、松田美由紀氏(女優、写真家)、黒澤満氏(映画プロデューサー)、丸山昇一氏(脚本家)らの監修の元、厳正なる選考が行われ、女と男の挫折と再生という普遍的なテーマに挑みながらも、人間の弱さと強さを真っ向から描ききった骨太な本作が、栄えある第一回グランプリ作品として選出された。

ハードなボクシングシーンとラブシーンが必須となる本作の主人公・一子役の主演女優は、700通以上の応募から書類選考を重ね、オーディションによる最終選考の結果、安藤サクラが選出された。相手役の定年間近のプロボクサー・祐二役には、人気実力派俳優・新井浩文。その他、根岸季衣、重松収、伊藤洋三郎など、松田優作氏にゆかりのあるベテラン個性派俳優陣が脇を固め、物語を締めている。

「イン・ザ・ヒーロー」が絶賛公開中の武正晴監督がメガホンをとり、関東近郊での撮影の他、松田優作氏の故郷・山口県でも、一部撮影が行われた。優作氏の志を受け継ぐ役者たちが繰り広げる、魂と肉体を張った熱演作!

映画への書き下ろし楽曲提供は初となるクリープハイプ『百八円の恋』を聴いて、武正晴監督からのコメント

闘う女の映画が撮りたかった。四年前、盟友の足立紳を喫茶店に呼び出し「書きたいものを思いっきり書いてみてくれ。」とシナリオを頼んだ。完成したシナリオを読んで、安藤サクラがオーディションにやって来てくれた。スクリーンの彼女の闘いを目に焼き付けて欲しい。シナリオを読んで、クリープハイプが主題歌を歌ってくれた。闘う女の生き様に共鳴した映画音楽を聞いて欲しい。文句なしの闘う女の映画が撮れたことに今は満足している。

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執筆者

Yasuhiro Togawa