ミステリー小説の巨匠・東野圭吾による150万部突破の大ベストセラーであり、最大の問題作「さまよう刃」が、実力派キャストを迎え韓国クライム・サスペンスとして映画化!9月6日(土)より角川シネマ新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開致しました。

愛する娘を奪われた父親の、加害少年たちに対する衝撃の復讐に関して、公開したばかりの日本、100万人近くを動員し大ヒットした韓国でその是非を問うアンケートを実施しました。韓国では23万人ものデータが集まり、衝撃のアンケート結果となりました。質問は1つ!

Q.女子中学生を殺した18歳の少年たち、その少年たちを殺す被害者の女子中学生の父親、父親の殺人は正当か?法ではなく、あなたに問います

結果は韓国では父親の殺人に肯定する人はなんと9割、およそ21万人以上に及んだのである。それでも殺人はよくないと答えたのは1割にも届きませんでした。
そして日本での結果は約7割が父親の殺人に肯定、殺人はよくないと答えたのが2割、どちらともいえないと答えたのが1割という結果になりました。
「子を持つ親として共感できる」、「法が少年犯罪に甘すぎる」、「娘が同じことをされたら絶対に許さない」といった意見が多数を占める中、「殺人をしたら犯人と同じではないか」との意見もありました。ここまで結果に偏りがあるのは何故か?しかも復讐としての殺人にほとんどの人が肯定だという結果。もともと法的には復讐自体が禁止されており、愛する者が殺されたからといって殺人は許されないのでは?と考えるのが普通ではないか。しかし観た人たちのほとんどは父親の殺人に肯定した、という事実。だからこそ、あなたにも観て考えてみてほしいです。

本作は『さまよう刃』は寺尾聡主演の日本版と比べ、加害少年たちをどこにでもいる普通の少年たちとして描き、父親と刑事の絶え間ない葛藤やジレンマ、悲しみ、絶望感をより濃厚に深く描いています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa