第 27 回東京国際映画祭の目玉として一大イベント「第 27 回東京国際映画祭プレゼンツ 歌舞伎座スペシャルナイト」(10 月 27 日開催)にて、歌舞伎俳優・市川染五郎による舞踊の披露が決定致しました。
日本の伝統芸能の発信地である「歌舞伎座」にて、歌舞伎と縁のあるチャップリンの『街の灯』を特別上映し、上映前に歌舞伎俳優・市川染五郎が舞踊「石橋(しゃっきょう)」を披露致します!
また舞踊終了後には約 30 分の休憩を設け、お客様には“東京国際映画祭特製幕の内弁当”をお召し上り頂き、その後再び市川染五郎によるトークを行います。

今なお愛され続け、今年デビュー100周年を迎える“世界の喜劇王”チャールズ・チャップリン。日本びいきで「歌舞伎」を愛し、来日の際には実際に歌舞伎座を訪れており、市川染五郎の曽祖父である七世松本幸四郎と写った写真が記録にも残されております。
またその一方でチャップリンの名作『街の灯』をアメリカで見て感銘を受けた歌舞伎関係者が帰国後、歌舞伎の世話物として「蝙蝠の安さん」という作品を歌舞伎座で上演したという所縁があります。(今回のイベント時の演目は「蝙蝠の安さん」とは別のものになります)
国内外からのゲストを多数迎え、市川染五郎による舞踊、そしてチャップリンの『街の灯』を特別上映する本イベントで是非スペシャルな秋の夜を「歌舞伎座」にてお過ごしください。

市川染五郎(いちかわ・そめごろう) プロフィール
七代目 高麗屋
1973 年 1 月 8 日生まれ。九代目松本幸四郎の長男。79 年 3 月歌舞伎座「侠客春雨傘」で三代目松本金太郎を名乗り初舞台。81 年 10、11 月歌舞伎座「忠臣蔵」七段目の大星力弥ほかで七代目市川染五郎を襲名。

<舞踊『石橋』解説>
文殊菩薩の霊地である天竺清涼山にかかる石橋しゃっきょうに、霊獣の獅子が現れその奇瑞を見せるという伝説をもとにして、能「石橋」が作られました。歌舞伎でもこれをふまえた“石橋もの”の舞踊が数多く生まれました。今回上演する「石橋」は、獅子の精の狂く るいを中心に構成された歌舞伎舞踊で、その勇壮な毛振りや迫力ある振りが大きな見どころとなっています。また長唄と囃子連中の渾然一体とした演奏も、この作品の魅力のひとつです。(製作・松竹)

<第 27 回東京国際映画祭プレゼンツ 歌舞伎座スペシャルナイト>開催概要
■開催日:10 月 27 日(月) ■プログラム:舞踊「石橋(しゃっきょう)」、『街の灯』特別上映
■チケット発売:10 月 3 日(金) 10:00 より電話予約、Web 受付開始!料金:\10,000(税込)<特製幕の内弁当付き>
【チケットご購入方法】
◆チケットホン松竹【指定ロゴ】(10:00〜18:00) ナビダイヤル 0570-000-489 または 03-6745-0888/06-6530-0333
※窓口販売・お引取りは 10 月 5 日(日) 午前 10 時より ※窓口販売用別枠でのお取置きはございません。
※電話番号のおかけ間違いには充分ご注意ください。間違い電話防止のため、電話機の「リダイヤル機能」はご使用いただかず、1回ごとにダイヤルボタンを押していただくよう、ご協力をお願い申し上げます。◆チケット Web 松竹【指定ロゴ】(24 時間受付、発売初日は 10:00 から)|チケット Web 松竹|検索|

上映作品:『街の灯』
喜劇王チャールズ・チャップリンが贈る感動の人間ドラマ。
目の不自由な女性を救うため、チャーリーがドタバタの騒動を展開!喜劇王チャールズ・チャップリンが、トーキー化の波にあえて抗うように作り上げた渾身のサイレント映画。
監督:チャールズ・チャップリン
出演:チャールズ・チャップリン、ヴァージニア・チェリル、フローレンス・リー
(1931 年/株式会社 KADOKAWA)

<東京国際映画祭 特製幕の内弁当>
1889 年(明治 22 年)歌舞伎座開場当時に人気を博していたお弁当“明治期の幕の内弁当”を再現致しました。日本食の伝統文化を大切にし、国内外の方々にお楽しみ頂けるよう工夫を凝らしました。
歌舞伎座開場当時に思いを馳せながら、ユネスコの世界文化遺産に登録された日本の食文化と、劇場の食文化を、お楽しみ下さい。
【内容】
西京焼、うなぎ豆腐、イカの松風焼、蒲鉾(定式幕)、厚焼卵、煮こごり、煮物、焼おにぎり、日本茶

執筆者

Yasuhiro Togawa