『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』など、数々の大ヒット映画を製作してきた映画プロデューサー・川村元気が、LINE連載小説という世界初の形態で発表した初小説『世界から猫が消えたなら』。余命わずかと宣告された郵便配達員が、突如現れた“自分と同じ姿をした悪魔”と「世界から何かを一つ消すことで、一日の命を得る」という取引をしながら、かつての恋人、親友、家族との絆を確かめていくヒューマンドラマです。その斬新なアイディアと感動的なストーリーが高く評価され、単行本(マガジンハウス)発表直後から大きな話題を呼び、2013年本屋大賞ノミネート、2014年NHKラジオドラマ化(妻夫木聡主演)を経て、今月18日には文庫版(小学館)の発売が決定しました。そして、発表後も根強い支持を受け続けてきた70万部突破の大ベストセラーがついに、実写映画化されます。

待望の実写化に向け監督・スタッフともに気鋭のクリエイターが集結!監督は、「サントリーBOSS ゼロの頂点」「カロリーメイト とどけ、熱量。」などのCMを監督し、国内外で数々の広告賞を受賞、『ジャッジ!』(2014年)で長編映画監督デビューを果たした気鋭・永井聡。脚本は、連続テレビ小説「ちゅらさん」「おひさま」「最後から二番目の恋」等多数の名作ドラマを生み出し、映画『いま、会いにゆきます』(2004年)を大ヒットに導いた岡田惠和。音楽は、Mr.Childrenのプロデューサーとして活躍し、岩井俊二監督作品『スワロウテイル』(1996年)の音楽監督を務め社会現象を巻き起こした小林武史。日本を代表する一流クリエイターたちが集結し、先鋭的な映像による感動的なヒューマンドラマを実現します。

本作の主人公、”僕”と”悪魔”(二役)には『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(2014年)、『バクマン。』(2015年公開)と話題作への主演が続く、若手ナンバーワン俳優佐藤健が決定。余命わずかと宣告される郵便配達員の”僕”と、不可思議な”悪魔”役に挑戦します。今作のヒロインとなる僕の初恋の“彼女”役には、大河ドラマ「篤姫」で国民的な女優となり、『NANA』『舟を編む』『神様のカルテ』などヒット映画への出演が続く宮崎あおいが務めます。今時代のトップを走る実力派二人の初共演に注目が集まります。
その他、佐藤健演じる僕の親友・ツタヤ役には濱田岳が決定しております。

撮影は2014年10月からスタート、北海道やアルゼンチンなど、大規模ロケが決定。
大ベストセラーの映画化に、豪華スタッフ&キャストが集結し、ファンタジックな世界観と感動的なストーリーが融合した、日本映画の新たな地平を切り開く感動作が誕生します。

コメント
◆“僕”&“悪魔”役 佐藤健
タイトルに惹かれて原作は読んでいました。まさか自分にオファーを頂けるとはこれっぽっちも思っていなかったので驚きましたが、原作が素敵だったことと、日本映画があまり得意としないファンタジーというジャンルにずっと挑戦してみたかったということ、そして“ぼく”と悪魔の二役ということに強く興味を惹かれました。これほど挑戦しがいのある役をいただけて本当に光栄に思います。どんな映画になるのか  
今はまだ想像できませんが、永井監督がオシャレな方なのでオシャレな映画になりそうです。とりあえず台本は号泣でした。精一杯演じさせていただきます。楽しみに待っていただけると嬉しいです。

◆“彼女”役 宮崎あおい
もともと好きな小説だったので、今回参加させていただけることがとても嬉しいです。
永井監督、佐藤さんとは初めてのお仕事になりますが、豊かな良い現場で素敵な作品を届けられるよう力を合わせていけたらと思います。

◆監督 永井聡
「生きる」というテーマを、夢と現実を織り交ぜて描いた新しい形のファンタジー作品です。映像化不可能と言われていた原作なので、やりがいを感じています。映画ならではの表現を楽しんでください。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa