2015年、『マッドマックス』シリーズに新たなレジェンドが生まれる。
シリーズの創始者であるジョージ・ミラー監督が、『ダークナイト ライジング』で凶暴な悪役ベインを演じたトム・ハーディーを主演に迎えたシリーズ最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、2015年夏、日本公開される。

7月23日から開催された「コミコン・インターナショナル・サンディエゴ 2014」には、ジョージ・ミラーとプロデューサーのダグ・ミッチェルが登場、「Comic-Con First Look」と題された特別動画が初公開された。この動画はYouTubeで公開され瞬く間に拡散、すでに全世界で約1,000万人(9/9時点で9,734,393)が視聴した。

そして今回、この映像をベースとした日本版特報が解禁となった。

特報::http://youtu.be/diKZ4cXiKP4

近未来、人間性が崩壊した荒涼な砂漠が舞台となる最新作について監督は、「経済の崩壊や、送電網が失われたり、水の奪い合いなど、石油の戦争だけでなく、水の戦争も起こる。あらゆる危機に見舞われる。都市は消滅し、人々は荒れ地に出て行って、略奪行為によって存在している。中世の世界のように、警察もお金も貨幣もない、法律も道徳規範もない世界で、ただサバイバルがあるだけだ」と語る。砂漠での撮影についてプロデューサーは「僕らは最終的に、(アフリカの)ナミビアに行った。ナミビアで半年間撮影し、映画を通して300以上のスタントをこなした」と証言している通り、映画史上最も過激なハイパー・リアルなアクションが繰り広げられることは必至、今から期待は高まるばかりだ。

今回公開された予告編では、砂漠に佇むマックスが何者かに追われるシーンから始まる。法も秩序も崩壊した砂漠にナパーム弾の炎が立ち上る。疾走は暴走へと加速し、捕らわれたマックスは烙印され、猿ぐつわでどこかへと運ばれていく。また、スキンヘッドのシャーリーズ・セロンが演じるフリオサにも注目だ。なんとその左手は義手なのだ。追う者と、追われる者。奪う者と、奪われる者。ノンストップの暴走、情け容赦なしで繰り出される驚愕シーンに圧倒される。

人間性が崩壊した世界で、それでも秩序を取り戻せると信じる二人の反逆者、マックスとフリオサ。二人の行く先にはどんな《マッド》が待ち受けているのか、期待は高まるばかり。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、2015年5月15日に全米公開、日本では2015年の夏休み映画として超拡大公開されます。

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執筆者

Yasuhiro Togawa