この度、シネスイッチ銀座ほか全国公開となるメキシコ映画『マルタのことづけ』の公開日が10月18日(土)に決定致しました!!

本作は、メキシコ第2の都市・グアダナハラを舞台に、新星女性監督クラウディア・サント=リュスが自らの実体験をもとに“遺していく母”と“遺される子どもたち”を描いた作品です。

パトリス・ルコントが審査員長をつとめたヒホン国際映画祭で審査員特別賞を受賞、またメキシコ・アカデミー賞(アリエル賞)では、作品賞と監督賞をはじめ7部門にノミネートされ、マルタ役のリサ・オーウェンが助演女優賞を受賞するなど、各国の映画祭で受賞を重ね、鮮烈なデビュー作となりました。撮影は、アニエス・ヴァルダをはじめ名匠の作品に携わってきたアニエス・ゴダール。
母の死を前に張りつめた家族の時間を、繊細なタッチでとらえます。

<著名人コメント>
ふとした出会いが彷徨う命を輝かせ、孤独な心に明かりを灯す。人が出会い寄り添う、それが人生なのだ。
「休暇が必要よ」そう言って車を走らせるマルタと家族に、笑いながら涙が溢れて止まらない。
限りある時をかけがえのない宝物にして残そうとするマルタ。マルタの言葉は心に深く残り、その愛は色褪せることはない。
「マルタのことづけ」は私の心にずっと寄り添う映画になるだろう。    
——南 果歩 (女優)

特にはなにも起こらない、ありきたりの日常みたいですが、でも生きるとは、死とは、家族とはと、大切なことを考えさせてくれる、
よい作品でした。 —養老孟司(東京大学名誉教授)

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執筆者

Yasuhiro Togawa