スウェーデンのアカデミー賞
≪ゴールデン・ビートル賞≫最多11部門ノミネート、4部門受賞
(最優秀監督賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演男優賞、最優秀衣装賞)

ジャズの巨匠ビル・エヴァンスが魅了された女性シンガー、
“モニカ・ゼタールンド”の名曲誕生の知られざる秘話。

ドラマを鮮やかに彩るのは、モニカが歌うジャズの名曲の数々。中でも、世界で初めてスウェーデン語でジャズを歌ったモニカの代表作「歩いて帰ろう」(原曲:「ウォーキン・マイ・ベイビー・バック・ホーム」)の、春のそよ風のように軽快でキュートな歌唱は今聞いても新鮮だ。もちろん、モニカの名前を世界に知らしめたピアニストのビル・エヴァンスのナンバー、「ワルツ・フォー・デビー」も忘れられない。カバーを熱望したモニカがエヴァンスに手作りのデモテープを送ったことから、ふたりの共演が実現したという、知られざるエピソードも描かれている。また、背景となる1950〜1960年代は、デンマークのアルネ・ヤコブセン、フィンランドのアルヴァ・アールト、スウェーデンのオーレ・エクセルらが活躍した北欧デザインの全盛期でもある。その時代のインテリアや街並み、そしてファッションを再現したお洒落な美術も本作の大きな見どころだ。

♪本編を彩るジャズのスタンダードナンバーを収録♪
「It Could Happen To You」(作曲:ジミー・ヴァン・ヒューゼン)
「Hit The Road Jack」[邦題:「旅立てジャック」](歌:レイ・チャールズ)
「TAKE FIVE/テイク・ファイヴ」(作詞・作曲:ポール・デスモンド)
「Walkin’ My Baby Back Home」(歌:ナット・キング・コール)
「Waltz for Debby」(作曲:ビル・エヴァンス)  など。

予告編::http://youtu.be/wy1AoSYGBME

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執筆者

Yasuhiro Togawa