最先端カルチャーが生み出されるニューヨークを舞台にした映画に、新たな傑作が加わった。本作は監督が生まれ育ったニューヨークへの愛と、ウディ・アレンの『マンハッタン』をはじめとする様々な映画へのオマージュが詰まった、愛すべき爽やかな作品で、プロのモダンダンサーを夢見ながら、なかなかうまくいかない主人公フランシスと、彼女を取り巻く風変わりな友人関係が、温かなタッチでユーモラスに描かれている。監督は『イカとクジラ』(05)でアカデミー賞®脚本賞にノミネートされたノア・バームバック。主題歌はデヴィッド・ボウイの「モダン・ラヴ」。主人公がこの曲に合わせて NY の街を疾走するシーンは見どころの一つだ。アメリカ公開時には、わずか 4 館からスタートしたものの、口コミで評判が広がり、瞬く間に 233 館まで拡大の大ヒットを記録!NY タイムズ、LA タイムズなど辛口の批評家筋から絶賛され、あのタランティーノが「2013 年の映画ベスト 10」に選出するなど、多くの映画ファンを魅了してやまない本作。この余波は日本においてもみられ、本作の公開を待ち望んでいた多くの映画ファンからの圧倒的支持によって、公開前から大きな盛り上がりを見せている。

6 月からスタートしたマスコミ試写会は全 6 回すべて満席!ときには会場入りできずにお帰りいただく場合もあり、嬉しい悲鳴となった。
業界内での評判は瞬く間に拡がり、FIGARO、GINZA、MAQUIA、GINGER、BAILA、婦人公論、装苑、CREA、美人百花等々の女性誌映画ページメイン枠を総ざらい、DIME、Switch、BRUTUS、CUT、Men’sCLUB といった男性誌、カルチャー誌においてもメイン枠を独占する形となり、公開に向けまだまだ露出が予定されている。

また、本作に共鳴する企業も多く、タイアップも続々と決定!「journal standard Furniture」では公開に合わせ一部店舗にて本作の世界観を再現し、期間限定のパネル展を開催。また、限定コラボレーショングッズの販売も実施する。表参道にあるネイルサロン「バースプラスリム」では本作オリジナルネイルを 4 パターン展開(半券提示で割引もあり)。渋谷にある MUD COFFEE ではパネル展および本作オリジナルメニューの販売および相互割引が実施される。「アメリカンラグ シー」では本作の鑑賞券プレゼントの特別キャンペーンを実施。
「JWORLD TRAVEL」においては本作の舞台 NY の旅を企画、お申込み特典も充実している。また、代官山蔦屋書店においては、本作のポスター展のほか、書店内ギャラリーでの関連グッズの展示販売も行われる予定だ。また、初日来場者プレゼントとして、NY 発のコスメブランド「ラッカ&コー」のネイルハグズ(ネイルシート)がユーロスペースを始め、主要計 4 都市で配布(先着順)されるなど、さまざまなタイアップ&キャンペーンが展開される。
今年の夏を締めくくるにふさわしい、ミニシアター系映画のダークホースとして『フランシス・ハ』の盛り上がりは、確実に大ヒットへの手ごたえを見せている。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=52393

執筆者

Yasuhiro Togawa