超ビッグプロジェクトがついに、始動!日本アニメ原作として史上最高のプロジェクト!

テレビ放送から40周年を迎え、今なお世界中の人々を魅了し続けるSF超大作「宇宙戦艦ヤマト」のハリウッド実写版「STAR BLAZERS」(仮題)の製作がついに本格始動したと、日本の権利元であるボイジャー(代表:西崎彰司)が9月、正式発表した。

「宇宙戦艦ヤマト」は日本で1974年にテレビ放送がスタートし、1975年の再放送時に視聴率50%超えをたたき出す大ブレイクを遂げ、その後の劇場公開映画も連作大ヒットとなった作品。日本だけでなくアメリカでも「STAR BLAZERS」として1979年9月から1984年4月までテレビシリーズが放送されており、海外にも多くのファンを生み出した、日本を代表するSF超大作シリーズだ。

今回のハリウッドでの実写化の企画は、「ワルキューレ」や「アウトロー」「ユージュアル・サスペクツ」など大ヒット作を連発してきたハリウッドの鬼才クリストファー・マッカリー監督が、自身の夢だった“ヤマトの実写映画化”をかなえようと、自身と縁の深いハリウッドの映画製作会社スカイダンス・プロダクションズに企画を持ち込み、決定したもの。配給はハリウッドのメジャースタジオになる予定で、大規模な世界配給にむけて、巨額の製作費が投じられるプロジェクトとして始動するという。スカイダンス・プロダクションズが手掛けた大型作品「ミッション・インポッシブル」、「スタートレック イントゥー ザ ダークネス」の予算規模に匹敵する超大作になるようだ。マッカリー監督は現在撮影中の「ミッション・インポッシブル5」が完成し次第、「STAR BLAZERS」の映画制作に本腰を入れる予定となっている。「ユージュアル・サスペクツ」で第68回アカデミー賞脚本賞を受賞している人物だけに、世界の期待値は高い。

「好きなキャラクターは沖田艦長と地球防衛軍の斉藤隊長です。」とマッカリー監督。子供のころからの大ファンで、アメリカのテレビで放送されていた“STAR BLAZERS”に触れ、テレビで観たことのない物語が鮮烈な印象として残っていて、当時の興奮をそのまま残している様子で、「このような素晴らしい作品をまかせてもらえるなんてすごく光栄です。日本で公開されるのが待ちきれません。みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。」と、映画への意欲を熱く語った。

スカイダンス・プロダクションズCEOのデイビッド・エリソンは、公開時期について初めて「はっきりとは言えないが、2017年か2018年には公開したいと思っている。」と言及。「素晴らしい登場人物、アクション、ストーリーをベースに、現在のテクノロジーとマッカリー監督の才能を組み合わせたら良い作品になることは間違いないですよ。」と太鼓判を押した。

また、今回のプロジェクトには、クレジットに日本人の名前が入っていることにも注目だ。“宇宙戦艦ヤマト”プロデューサーである西崎彰司が製作総指揮として加わるという。異例中の異例の人事に、日本のカルチャーに対する真っ直ぐな姿勢と、ハリウッドの“ヤマト”にかける本気さが垣間見えた。

「トランスフォーマー」や「ゴジラ」など、近年日本のアニメやゲーム、特撮作品などのハリウッド実写化作品が非常に大きな世界興行収入を上げる成功例が続いており、ハリウッドがますます日本の作品に注目することは間違いなさそうだ。「STAR BLAZERS」(仮題)のキャスティングもどのような配役になるのかなど期待が膨らむばかりだ。新作劇場アニメ映画「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」(松竹系12月6日公開:日本国内のみ公開)も控えており「STAR BLAZERS=宇宙戦艦ヤマト」の今後の動向に目が離せない。

スカイダンス・プロダクションズとは・・・ 

スカイダンス・プロダクションズは壮大なストーリーを創造し、世界の人々を魅了する映画・TV番組・ゲーム等を多数制作。最近の作品では、『エージェント:ライアン』、『ワールド・ウォーZ』、『スタートレック・ イントゥ・ダークネス』、『G.I. ジョー バック2リベンジ』などを制作。現在、『ターミネーター5』を制作中で、2015年7月1日に公開される予定。ディーン・デルヴィン監督&脚本/ポール・ギュヴォット脚本の『ジオストーム』も2016年3月25日に公開される予定。当社は現在、『STAR BLAZERS』の監督:クリストファー・マッカリーが『ミッション・インポッシブル 5』を制作中で2015年12月25日に公開予定。
※公開予定については海外での公開予定で、日本での公開予定は未定となっています。
また、今年TV制作部門も新設し、TV制作部門の最初の作品は『マンハッタン』で、2014年の夏にプレミア放送をする予定。

公式サイト
http://www.skydance.com/

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=53061

執筆者

Yasuhiro Togawa