映画『6才のボクが、大人になるまで。』12年という撮影期間の長さを実感!少年と家族の大切な時間が詰まった予告編が完成
『恋人までの距離(ディスタンス)』から始まるビフォア・シリーズで知られるリチャード・リンクレイター監督最新作にして、最高傑作との呼び声も高い映画『6才のボクが、大人になるまで。』(原題:『Boyhood』)が11月14日(金)より公開となります。
この度、本作の予告編が完成いたしました。
予告編::http://youtu.be/4R2L3ul7oqw
2014年2月、第64回ベルリン国際映画祭で上映されるやいなや世界を驚かせた『6才のボクが、大人になるまで。』。同映画祭でリンクレイター監督に2度目の監督賞(銀熊賞)をもたらした本作は、6歳の少年メイソンとその家族の変遷の物語を、同じ主要キャストで12年に渡り撮り続けた画期的なドラマです。これまでどんな映画作家も試みたことのない斬新な製作スタイルと、歳月の力を借りながら少年の成長の過程を画面に焼き付けていく、みずみずしい作風が高い評価を受け、米映画評集計サイトのRotten Tomatoesで、驚異の高評価100%を獲得。「21世紀に公開された作品の中でも並外れた傑作の1本」(NYタイムズ)と評される、映画史に残るマスターピースです。
あどけない少年から凛々しい青年へと成長していくメイソンを演じたのは、12年前にリンクレイターがオーディションで見出した逸材、エラー・コルトレーン。さらに、メイソンの母親役のパトリシア・アークエット、父親役のイーサン・ホーク、姉役のローレライ・リンクレーターも、12年に渡りそれぞれの役の変化と成長を演じきりました。
そんな彼らが歩み続けた物語がぎゅっと詰まった予告編。冒頭ではコルトレーン演じるメイソンの成長の過程が映し出され、12年という歳月の長さを感じさせます。小さい時には姉とふざけあったり、ちょっとHな雑誌を読んでみたり…。そんなメイソンもいつしか大きくなり、立派な青年に。アラスカから戻って来た父との再会、母の再婚、義父の暴力、ビールの味、そして初恋。そんな経験を通じてメイソンがどんな大人になっていくのか、彼の成長とその家族の物語に寄り添っていただける、あたたかい作品になっております。
映像を通して流れているのは、Family of the Yearの「HERO」。本作では音楽もひとつの重要な要素となっており、12年間のうちそれぞれの時代を彩った楽曲の数々が使用されています。
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執筆者
Yasuhiro Togawa