この度、「クライマー パタゴニアの彼方へ」が、8 月 30 日(土)より新宿ピカデリー他全国ロードショーとなります。本作はパタゴニアの絶景を背景に、クライミング界の“若き天才”デビッド・ラマ(2008 年ボルダリングワールドカップ総合優勝)が、世界一登頂が困難とされる“セロトーレ”の悪名高き南東稜に挑んだ様子を 3年間に渡り追ったクライミングドキュメンタリーです。この度、本編に登場する雄大なパタゴニア セロ・トーレの絶景動画が完成いたしました。

http://youtu.be/TgpBVeRJJwQ

Q.今回のプロジェクトで印象に残った風景はどのようなものでしたか?
【デビッド・ラマ】
パタゴニアは氷と草原があって、雲が形成される場所でもありますし、天候がすごく厳しいです。美しい風景でいえば、2回目の登頂の夜が非常にきれいでした。
そのシーズンに頂上まで登頂できたのは僕ら二人(デビッド、ペーター)だけでした。
気候もかなり厳しく、実は登頂出来ないんじゃないかと言われていましたが、最後の最後で天候に恵まれ、奇跡的に登頂することが可能になりました。
そして頂上に立った時に見た風景が、日没間際の太陽の金色の光がパタゴニアの氷河に反射して青色に光になっていたんです。そしてすぐに、日没となり僕らの下が全て、暗闇に包まれました。
一生忘れられない思い出です。本当に美しい景色でした。

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http://data.cinematopics.com/?p=52392

執筆者

Yasuhiro Togawa