全世界興行収入10億ドルを本年度最大にして最速で突破したばかりの『トランスフォーマー/ロストエイジ』は先週末から日本とスペインで公開され、週末は1,700万ドルを稼ぎインターナショナルの累計は「トランスフォーマー」シリーズ史上最高の7億8930万ドルを突破、これは世界興行ランキングで『トランスフォーマー/ダークサイドムーン』を抜いて映画史上歴代9位を記録、まさに「トランスフォーマー」旋風が全世界を席巻している。全米含む全世界興行収入は、本年度最大となる10億3200万ドル(約1,052億円)となった。

 『トランスフォーマー』発祥の地であり、今年生誕30周年を迎える日本では、先週末に公開を迎え10代から20代の若年層や家族連れ、洋画アクションファン50代まで幅広い客層が全国の劇場に詰めかけた。3日間のオープニング興行収入は約6億5236万円となり、ゴールデンウィーク公開の『アメイジング・スパイダーマン2』の週末オープニング約5億2312万円(最終興収31億円)を約20%上回る大ヒットスタートとなっている。

特筆すべきは、3Dの興収が全体興行収入の71%をしめており、「破壊王」と呼ばれるマイケル・ベイ監督だからこそ実現した迫力ある映像を3Dで楽しもうと観客が積極的に3D体験を選んでいることが数字から読み取れる(『アメイジング・スパイダーマン2』オープニングの3D興収は、全体の63%)。

 日本の夏をさらに熱くする、『トランスフォーマー/ロストエイジ』は大ヒット公開が始まったばかり。自宅に一番近い新次元3Dアトラクション映画として、お盆休みで全国各地に帰省した家族連れや、夏休み中の学生、お盆休みに入る社会人のさらなる動員が期待される。

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執筆者

Yasuhiro Togawa