巨大企業の二大カリスマ(CEO)vs企業スパイとなった若手社員
勝つのは野心か?権力か?
緊迫の頭脳戦を描いた痛快ビジネス・サスペンス

もしも絶大な権力や富を持つリーダーが利益と野望のみを優先し、邪悪な違法行為に手を染めたらどうなるのか? ある日突然、産業スパイに仕立てられたひとりの若者の想像を絶する運命を描いて大反響を呼んだジョゼフ・フィンダーの全米ベストセラー小説が、ついに『パワー・ゲーム』として映画化。

ハリウッドで注目を集めた本作には製作陣の想定をはるかに上回る大物スターの参加が決定。その最大のトピックは1997年の『エア・フォースワン』以来、17年ぶりとなるハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマンの共演が実現したことです。ハリソンが、天才的なひらめきを誇り、いかなる相手にも真意を読ませないアイコン社のゴダードを悠然とした存在感で体現。対してライバル会社のCEOを演じるゲイリーは、時に狂気を覗かせるほど辛辣で激情型のワイアットを凄みたっぷりに演じます。

また主人公アダムとヒロインのエマを演じるのは、共に話題作が相次ぐハリウッドの若手注目株。『ハンガー・ゲーム』シリーズや『エクスペンダブルズ2』で活躍中のリアム・ヘムズワースと、私生活ではジョニー・デップの恋人と報じられるアンバー・ハードが、虚飾に満ちたハイリスクな世界で惹かれ合う男と女の関係をロマンティックに魅せます。『キューティ・ブロンド』『ラスベガスをぶっつぶせ』のロバート・ルケティック監督が、豪華キャストの個性を引き出しながらシャープな語り口を披露。パワー・ゲームに否応なく巻き込まれていくドラマには、同世代の観客や企業戦士ならずとも目の離せないスリルがみなぎっています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa