「スタローンが自身のために書いた脚本をもらえるなんて、
僕のキャリアで最高の瞬間だった」—ジェイソン・ステイサム—

自ら破滅させた麻薬組織からの報復に、たった一人、娘と我が家を守るために立ち向かう!そして男は、再び戦う凶器へと変貌する−。

主演ジェイソン・ステイサム、製作・脚本シルベスター・スタローンという、新旧のアクションスターが超豪華タッグを組むハード・クライム・アクション『バトルフロント』は、8月9日(土)より新宿バトル9ほか全国ロードショーとなります。
製作・脚本を務めるのは、『ロッキー』でアカデミー賞(R)最優秀作品賞を受賞し、脚本家としての才能を世に知らしめたシルベスター・スタローン。 チャック・ローガンの小説を基に、当初はスタローン自身が主演することを念頭に企画がスタートしたというスタローンの入魂作。次第に、尊敬する若い俳優に役を譲りたいと考えた名優は、『エクスペンダブルズ2』で共演していたジェイソン・ステイサムの才能に惚れ込み、彼に脚本を託すことを決意した男と男の絆から始まった作品です。

ステイサムが初の父親役という新境地に挑んでいる本作。ステイサム演じるのは、妻に先立たれ、9歳になる一人娘マディ(イザベル・ヴィドヴィッチ)と静かな生活を望む、元麻薬潜入捜査官のフィルだ。そして、娘マディとして大活躍するのが、まだあどけなさの残るイザベル・ヴィドヴィッチ。

マディはフィルに「飼い猫がいないとひとりじゃ眠れない」とだだをこねたり、学校での出来事を楽しそうに話すごく普通の女の子。同時に、怒ると人間凶器と化す父フィル直伝の護身術をマスターし、いじわるな学校の問題児を一蹴り。そのアクションは、大ヒットした『キック・アス』の“ヒット・ガール”クロエ・モレッツを彷彿とさせ、一部のマスコミからはポスト“クロエ”の声も上がっている。
過去を捨てて再出発を誓うフィルとマディだが、引っ越した町でトラブルに巻き込まれてしまう。筋が通らないことを許せないフィル(ステイサム)は、自分に襲いかかるチンピラを一瞬で片付け、捉えられ監禁されても隙を突いて脱出に成功するスペシャリスト。“この父にしてこの娘”とはまさにこのことで、 ポスト『キック・アス』と言っても良いだろう。

そして今回、父と娘の2ショットが公開された。マディは父を見つめ、穏やかな表情で前を見据える父フィルはその存在をしっかりと受け止める。ふたりが揃って乗馬に興じるワンシーンながら、父娘の強い絆を感じさせるシーンだ。安堵感溢れる場面だが、この後、父娘をつけ狙うゲイター(ジェームズ・フランコ)の陰謀によって、フィルの過去が暴かれ、麻薬組織からも追われることになる。その魔の手は、最愛の娘マディにも迫る。
果たしてマディは父親勝りの強さで逃げ切ることができるのか。フィルは愛しい娘を守り抜くことができるのか!?父と娘の戦いは、8月9日に幕を開けることになる。

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執筆者

Yasuhiro Togawa