映画『イヴ・サンローラン』貴重な“ホンモノ”の衣装がズラリ!華麗なるファッションの誕生秘話に注目!
1960年代から現在に至るまで、揺るぎない地位を築いたハイブランドの創始者にしてフランスが世界に誇る伝説のファッションデザイナー、イヴ・サンローラン。
彼の輝かしいキャリアと人生の、その光と影を描いた感動作『イヴ・サンローラン』が、9/6(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネマライズ他にて全国公開となります。本国フランス公開で、初登場NO.1の大ヒットを記録しました。
本作の見所のひとつとなっているのが、公私共にサンローランのパートナーだったピエール・ベルジェ氏が全面協力し、イヴ・サンローラン財団所有の貴重なアーカイブ衣装の数々が登場します!!
★イヴ・サンローラン財団初公認の、貴重な衣装の数々!!
サンローランの公私ともにパートナーだったピエール・ベルジェ氏が設立したイヴ・サンローラン財団は、サンローランに関する充実したコクレクションを厳重な温度・湿度調整の上、5,000着以上の服やアクセサリー、靴などを保管している。
監督のジャリル・レスペールの熱意と誠実さに心を動かされたベルジェ氏が撮影に協力することを決め、財団初公認となる本作が撮影された。
コレクションのシーンでは、2時間という制限の中で撮影が行われ、服を傷めないように、モデルと服の間に布を一枚入れなくてはならないほどだった。
さらに、サンローランの住居やアトリエも提供されたことで、サンローランのほとんどの作品が生まれた貴重な瞬間を、当時とほぼ同じように再現することができた。
★ファッション史に残る“モンドリアン”、“スモーキング”が登場!!
イヴ・サンローランの代名詞ともいえる「モンドリアン・ルック」「スモーキング」などの革命的なスタイルは、現代の女性のファッションを大きく変えたといわれている。1965年に発表されたポップアートをファッションに取り入れた「モンドリアン・ルック」は、オランダの画家ピエト・モンドリアンの画風を取り入れ、大きな話題となった。また、現代の女性が様々なシーンで着こなすパンツ・ルックのきっかけとなった「スモーキング」は、男性のタキシードのデザインを取り入れた女性初のパンツスーツで、女性の自立や社会進出という時代の流れをとらえ、当時のアクティブな女性から支持を得た。
他にも、「サファリ・ルック」、「シースルー」、「マリン・ルック」など、今では定番となったファッションも数多い。
ベルジェ氏は「現代社会にもサンローランのクリエイションが息づいていると思う。
この映画をとても気に入ったよ。」と語った。
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執筆者
Yasuhiro Togawa