6月27日から公開され、各地で賛否両論を巻き起こしております『渇き。』。この度本作が、9月4日〜14日までカナダで行われます、トロント国際映画祭へ出品されることが決定いたしました。

トロント国際映画祭は、例年300以上の作品が上映され、ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭に次ぐ規模の来場者数約30万人を集める北米最大の映画祭で、アカデミー賞の賞レースの始まりとなる重要な映画祭としても毎年注目を浴びている映画祭。
本作が出品されるのはVanguard部門。本部門は技術や文化、セクシュアリティ、あるいは映画それ自体の可能性を広げた作品をセレクションしていると言われている部門で、中島哲也監督としては、2010年に『告白』も出品されており、4年ぶりの出品ともなります。また2006年より創設されたVanguard部門は過去に、青山真治監督「サッドヴァケイション」、園子温監督「冷たい熱帯魚」なども出品されております。

『告白』以上の衝撃という意見等、日本での公開後、ソーシャルやレビューサイトにあげられる感想は真っ二つに分かれ、近年稀にみる賛否両論の嵐でさらに話題続きとなっている本作を、海外の方々がどのように受け止めるのかにも、注目が集まります。

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執筆者

Yasuhiro Togawa