2006 年(第5回)「女による女のためのR-18文学賞」で大賞・読者賞をW受賞した、宮木あや子氏による小説「花宵道中」が、11 月 8 日(土)より、主演・安達祐実にて劇場公開いたします(東京テアトル配給)。つきましては、本作のメインビジュアル、さらに予告編映像が解禁となりました。

原作「花宵道中」は、遊女たちの甘美で美しくも、哀しく切ない生き様を、赤裸々かつ繊細な筆致で描き、連作短編として新潮社より書籍化されるや、女性層を中心に共感を呼び、約 12 万部のベストセラーとなりました。さらに小学館にて漫画化、女性セブンで連載されると大きな話題を呼び、こちらも累計30 万部を超えるヒット作に。宿命と戦う女性の生き方に誰もが感涙すること必至です。

映画化に当たり、遊女の悲しい運命を背負った主人公・朝霧を演じるのは、国民誰もが、その高い演技力と存在感を知っていると言っても過言ではない、女優・安達祐実。艶やかな着物をはだけ、露わになった肌。芸歴 30 周年の女優の覚悟が、新境地を切り開きました。相手役に淵上泰史、妹女郎役に小篠恵奈が扮するほか、三津谷葉子、多岐川華子、立花彩野ら若手女優陣が彩りを添え、高岡早紀、友近、津田寛治らベテラン個性派共演陣が脇を固めた本作。かつて「吉原炎上」、「陽暉楼」、「おもちゃ」等、遊郭や花街を舞台にした数々の名作を生んできた東映京都撮影所で、テレビドラマ「マジすか学園」、映画『裁判長!ここは懲役 4 年でどうすか』など幅広いジャンルの作品が代表作に挙がる新鋭・豊島圭介監督のもと、新たな傑作が誕生いたしました。

予告編::http://youtu.be/FGZpBA27ov0

■安達祐実 コメント
今回の映画では、いつか演じてみたいと思っていた花魁に挑戦しました。朝霧という女性を通じて、恋をすることの素晴らしさや遣る瀬無さ、運命の力強さや無情さを感じていただけると嬉しいです。監督と話し合いながら共演者の方々とリハーサルを重ねて作った作品です。見たことの無い安達祐実をご覧いただけると思います。

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執筆者

Yasuhiro Togawa