1954年の誕生から60年。日本が世界に誇る最も著名なキャラクターである“キング・オブ・モンスター”「ゴジラ」が、ハリウッドの超一流スタッフ・キャストによって現代によみがえりました。オリジナル版の『ゴジラ(1954)』と同様、水爆実験を始めとした核の脅威とゴジラを結び付ける設定など、日本のゴジラシリーズへのオマージュも散りばめられており、現代の人間社会が抱える問題意識も随所に込められています。日本に先駆け5月16日より世界62の国と地域で公開された本作は、すでに全世界の興行収入が累計500億円を突破するなど、記録的な大ヒットとなっています。世代を超え、国境を越えて全世界から受け入れられ“ゴジラ旋風”が吹き荒れる中、7月25日(金)ついに全世界の大トリを飾り、日本全国427スクリーンで「GODZILLA ゴジラ」が待望の公開初日を迎えました。

5月のワールドプレミアを皮切りに、6月の「デジタルリマスター版ゴジラ」公開、7月のジャパンプレミアと話題を世に送り続け、「GODZILLA」を社会現象にまで押し上げた甲斐もあって、全国の映画館には日本での公開を待ちわびたゴジラファンの方、ハリウッド映画が好きな洋画ファンの方などが詰め掛け、全国的に素晴らしい成績を叩き出しています。

パソコンと携帯電話を使ったweb初日アンケートによると、客層は男女比 84:16となり、男性のお客様が8割以上を占めています。年代別では、40代以上の往年のゴジラファンと思しきお客様を中心に、20代、30代、そして10代と若い世代のお客様まで、各層万遍なくご来場いただいています。映画の鑑賞動機(複数回答可)としては、「ゴジラが好きだから」が81.8%となり圧倒的。次いで「SF・アクション映画が好きだから」23.4%、「ハリウッド映画が好きだから」14.4%などとなりました。「ゴジラシリーズを観たことがありますか?」という質問には、「5本〜20本以上観た」「全て観た」と回答された方を合わせると全体の約9割にものぼり、やはり初日・2日目・3日目に関してはゴジラファンの方が公開を待ちわびて劇場に詰め掛けてくださっていることが窺えました。

作品の満足度・お薦め度ともに高く、少年時代からゴジラを愛してきたギャレス・エドワーズ監督作品ということもあり、日本のゴジラファンの期待を裏切らない内容に、日本のお客様が満足されていることも窺えました。作品評価の高さを受け、今後クチコミによるますますの動員増が大きく期待されています。

また、「今後のゴジラ映画の製作についてどう思われますか?」という質問では、「ハリウッド版ゴジラをまたつくってほしい」38.8%、「日本版ゴジラを復活してほしい」55.9%となりました。アンケート結果では“日本版ゴジラ復活”に軍配が上がったものの、ハリウッド版ゴジラの続編製作がレジェンダリーピクチャーズより正式に発表され、ギャレス監督の続投も決定しました。ゴジラは今後も世界中から愛され話題を集めることは間違いありません。

初日・2日目・3日目、3日間の興行成績は以下の通りです。

 7月25日(金)・26日(土)・27日(日) 3日間成績 
全国427スクリーン計 459,860人  683,483,500円

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa