観客に顔を知られることなく、肉体を酷使しながら闘うスーツアクター、アクション映画や特撮ヒーローものにはなくてはならない存在。影の俳優でありながらそんな真のヒーローとも言える人たちに日本映画史上初めてスポットを当てたのが映画『イン・ザ・ヒーロー』。伝説のアクションスター、ブルース・リーに憧れながらも、25年間、辛酸を舐めまくってきたベテラン・スーツアクターに訪れた一世一代のチャンス!命をも落としかねない危険なアクションに挑む事になった主人公と彼を取り巻く人々、そして夢追う全ての人に贈る応援エンタテインメントが遂に完成!9月6日(土)より全国公開(配給:東映)いたします。

主演は唐沢寿明。スーツアクターの経験があり、高さ8.5mからの落下や炎の中での忍者100人斬りにも挑戦。共演には、福士蒼汰、黒谷友香、寺島進、加藤雅也、和久井映見ら物語を支える多彩なキャストが揃いました。
そして、その中で国民的番組「神龍戦士ドラゴンフォー」のスーツアクターとして登場する、今回の男性ヒーロー・ドラゴンブルーを演じていますのが、関西弁を駆使し、新人をビシバシ鍛える姉御キャラの大芝美咲役の黒谷友香となります。女性が男性ヒーロー役を演じるのは特撮史上本邦初!黒谷は実際にヒーローショーに出向いたりYouTubeの動画を見たりして、特撮ヒーロー達の動きを研究したといいます。

【黒谷友香コメント】
女性が男性のヒーローに入るのが、私が初めてとは知りませんでした。逆は(ピンクスーツに男性が入ることは)映画の中でも、寺島さんがピンク役を演じているので、男女が逆のその設定はあまり気になりませんでした。男性が女性っぽく動くのと同じく、私もスーツは男性っぽく動く事が大事かと思いましたが、スーツを着てマスクを付けると強くなった気がしました(笑)。みんなのブルー、みんなのヒーローだ!という感覚になりました。マスクをつけると全身がヒーローになるので、ある意味、理想のヒーローを自分が演じるような感じですね。唐沢さんからはアクションについて、こうすると良いなどのアドバイスをいただき、とても参考になりました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa