フランス本国と日本で驚異の大ヒットを記録、観る者すべてを幸せにした『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督が初の3Dに挑戦、驚きの新境地を切り開いた待望の最新作『 The Young and Prodigious T.S. Spivet (原題)』。この度、本作の邦題が『天才スピヴェット』に決定し、GAGA配給にて、11月よりシネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開することとなりました!

主人公は、10歳の天才科学者スピヴェット。自分の才能を理解してくれない家族に黙って、権威ある科学賞の授章式に出掛ける為、アメリカ大陸を横断するという、壮大なスケールの家出を企てる。
実はスピヴェットの家族は皆、彼の弟の死によってポッカリ空いた心の穴を抱えていた。それを小さな体で懸命に埋めようとするスピヴェットの健気な姿は、涙なくしては見られない。スピヴェットは無事に家へ帰り、家族は再び心を通い合わせることができるのかー?

人並み外れた想像力と好奇心でキラキラ輝く瞳が愛らしい、天才少年スピヴェットには、これが映画デビュー作とは信じられないカイル・キャトレット。7歳以下の武道選手権の世界チャンピオンであり、6ヶ国語を話すという特技も持つ、まさに“天才”と呼ぶにふさわしい少年が抜擢された。
昆虫の研究に人生を捧げる風変りな母親役には、『英国王のスピーチ』やティム・バートン監督作品でおなじみのヘレナ・ボナム=カーター。

ジュネ監督は自身初となる3Dに挑戦、独自の世界観を極めたプロダクション・デザインで徹底的に作りこんだ映像が、観る者をまさに夢の旅へと連れ出す。
奇才ジュネ監督史上、最も感動的な最高傑作が、ここに誕生した!

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執筆者

Yasuhiro Togawa