本作は、日本統治時代、台湾国内でも弱小だったチームが台湾大会を優勝し、台湾代表として甲子園に出場し決勝まで勝ち進んだ感動の実話を、台湾映画最大規模の制作費をかけて映画化した超大作エンターテイメントです。台湾では、今年2月27日から公開され、球児の奮闘に涙し絶賛する声が広がり、公開60日で3億台湾ドル(10億円)を越える空前の大ヒットを記録しました。本作は、台湾で大ヒットした「海角七号 君想う、国境の南」(08)、「セデック・バレ」(11)を監督したウェイ・ダーションがプロデューサーを務め、「セデック・バレ」に出演していたマー・ジーシアンがメガホンをとり、監督として長編デビューした作品。そして主演は、野球部監督・近藤兵太郎役の永瀬正敏。さらに、台湾の農業発展に大きな貢献をした水利技術者・八田與一役に大沢たかお、近藤兵太郎の妻役に坂井真紀ら、日本人キャストが主要キャストとして出演しています。
なお、主題歌「風になって〜勇者的浪漫〜」は日本のRakeが作詞・作曲を手掛け、Rake、『海角七号』への出演で台湾で一躍スターとなった中孝介、そして台湾の人気歌手、ファン・イーチェン、スミン、ルオ・メイリンによる国境を越えたコラボレーション楽曲となっており、映画同様、既に台湾で大ヒットを記録しています。

そして、2015年1月の日本公開に向けて、『KANO〜1931海の向こうの甲子園〜』にタイトルが決定し(台湾原題『KANO』)、さらに、特報が完成。特報は、台湾情緒と共に、球児たちのひたむきな姿から感動が伝わってくる仕上がりとなっています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa