1990年より『月刊アフタヌーン』(講談社)にて連載、日本マンガ史上最高傑作と言われ、世界中に熱狂的ファンを持つ『寄生獣』(累計1100万部)が、ついに実写映画化!

監督・VFXには2013年実写映画No.1ヒット作『永遠の0』の山崎貴、脚本は『リーガル・ハイ』『ALWAYS 三丁目の夕日』の古沢良太。撮影は『告白』ほか中島哲也監督作で手腕を振るう阿藤正一。美術は三池崇史監督作『クローズZERO』『悪の教典』を手がけた林田裕至。音楽は『海猿』『永遠の0』の佐藤直紀。日本最高の技術を持つ超一流の職人たちが一同に介して、『寄生獣』の映像世界を作り上げることでも話題となっております。
これまで、普通の男子高校生から過酷な運命に身を投じる泉新一役の染谷将太、新一の高校に教師として赴任してくるパラサイト・田宮良子役の深津絵里、新一の幼馴染でヒロイン・村野里美役の橋本愛の出演が発表されましたが、いよいよベールに包まれていたその他のキャストが発表となります。

原作のイメージを損なうことなく、さらにパワーを与える超豪華キャストは下記となります。
以下、キャラクタープロフィールとキャストコメントをご確認ください。
※新一の右腕に寄生する寄生生物(パラサイト)“ミギー”は後日発表致します。

映画『寄生獣』は11月29日(土)に、『寄生獣 完結編(仮)』は2015年に公開。
アニメプロジェクトも進行中!今秋、日本テレビにて放送予定。

キャラクタープロフィール&キャストコメント
★島田秀雄【東出昌大】】 
新一と里美の通う高校に転校してくる謎の転校生。
二人が所属する美術部にモデルとして参加した際、ある事件が起こる。
【コメント】
兄に薦められて、原作を読んだのは中学生の時でした。その時に受けた衝撃、不気味さ、残酷さ、人間とは何かと問いを突きつけられるような感覚。そのすべてがこの作品にも詰まっていると思います。
キャストとして参加させていただきましたが、今は一原作ファン、映画ファンとして完成を楽しみにしています。

★倉森【大森南朋】】 
新一とミギーを尾行しているフリーライター。
田宮に操られていたが、彼女の正体を知り命を賭けてある行動を起こす。
【コメント】
寄生獣の原作も連載当時から読んでいました。
まさか映画に呼んで頂けるとはありがたいです。
山崎監督とは 『ALWAYS 三丁目の夕日’64』以来に呼んで頂きました。ありがたいです。
どんな映画が出来るのか、現場の段階でこんなにも想像しづらかったのは初めてかも知れません。
完成を楽しみにしております。

★広川剛志【北村一輝】 
市長に立候補する謎の男。
田宮とも繋がりがあるようだが、その正体は謎。
【コメント】
寄生獣という作品、脚本に魅了されたこと、何より大きかった事は、山崎監督と仕事をしてみたいという気持ちでした。キャスト、スタッフ共に素晴らしく、拘りを持った監督の演出は大変心地良いもので、もう少し長い時間、ご一緒したい思いでした。仕上がりを心待ちにしています。

★泉信子【余貴美子】 
新一の母親で、女手一つで新一を育てている。
薬局で働いており、右腕には幼い新一をてんぷら油から庇った際に負った火傷の跡がある。
【コメント】
信子を演じるにあたって意識したことは、寄生されてはいても、子供に対する母の愛情が奇跡的にどこかに残っている感じをどう表現するかということでした。アクションシーンは初めての経験ばかりでしたし、実際には見えていないものが多かったので想像しながら演じていましたが、どんな風に仕上がるのか、完成が楽しみです。

★三木【ピエール瀧】】 
不自然な笑顔を浮かべながら新一とミギーの前へ現れる男。
笑顔でヤクザ事務所を襲撃するなど、行動と表情が伴っていない。
【コメント】
僕は、原作者の岩明先生の作品が非常に大好きでして、『寄生獣』の映画化の話を聞いた時には、それはもう是非出たいと思いました。「待ってました!」という感じで、どんな役でも良いから参加したかったんです。山崎組には『ALWAYS 三丁目の夕日』で少し参加させて頂いているのですが、とにかくCGと物語のマッチングが魅力的な監督さんですから、どんな仕上がりになるのかとても楽しみです。

★浦上【新井浩文】】 
指名手配されていた快楽殺人鬼。
その経験から、見ただけで人間かパラサイトかを見極める力を持つ。
【コメント】
『寄生獣』が映画化すると聞いた時は「ぜひ出演させてほしい!」とお願いしました。原作への思い入れが強いし、凄く好きなキャラクターでもあるので、引っ張られすぎないように、「映画は映画、漫画は漫画」という区別をつけようと監督とお話しました。個人的にはこの作品がちょうど50本目の映画出演作なんです。原作も大好きな『寄生獣』という作品に呼んでいただき嬉しかったです。

★平間【國村隼】】 
パラサイトたちによる事件(通称・ミンチ殺人)を初期から追っている警部補。
現場に指紋を残した新一に疑いの目を向けるが・・・?
【コメント】
『寄生獣』はとても特異なファンタジー映画ですね。日常世界からありえない世界に皆が巻き込まれていきますが、私の役である平間刑事は最後までノーマルな感覚を持っている人なんです。そんなぶれない人がいて、<<普通>>という基軸が一本あることにより、余計にこの作品世界の異様さが際立ってくると、そう思います。必然的にCGも多くなり、現場では想像の世界の中にいたので、いつも以上にどんな仕上がりになるのか楽しみにしています。

★後藤【浅野忠信】 
広川のボディーガード。
驚異的な身体能力と圧倒的なパワーを持つ。
常に無表情の彼の正体は・・・?
【コメント】
後藤は、ただ人を食い殺していくだけではなく、彼には彼の役割があって、彼自身も自分ではコントロール出来ない何かに従っているだけというのが、演じていて非常に面白かったです。あと、アクションが重要だったので、カッコ良く、且つ怖く見えるように沢山演出して頂き、それを自分の中で噛み砕いて演じていくうちに新しいものが見えてきたので、監督と良いやり取りが出来たと思います。とにかく特殊な撮影だったので新たな一歩を踏むことが出来ました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa