2014年お正月作品として香港で公開されるや2500万HKドル(※人口約800万人の香港では1000万HKドル以上の興行収入をあげるとヒットとなる)をあげ、香港電影金像奨(香港アカデミー賞)で7部門にノミネート(作品、監督、主演男優、助演女優、撮影、編集、主題歌)された火災パニックドラマ超大作『ファイアー・レスキュー』(原題:救火英雄As the Light goseout)が、10月11日(土)より東京:シネマート六本木、シネマート新宿ほか全国ロードショーが決定いたしました。

ハリウッドで1972年に『ポセイドン・アドベンチャー』が製作されてから、1974年の火災パニック映画『タワーリング・インフェルノ』と、災害パニックドラマは世界的にも話題となり、その後も数多くの作品が作られてきました。特に火災をシチュエーションにしたドラマは、『バックドラフト』(91)が登場して以降、消防士を主人公にした作品も登場し、ここ1年においても、韓国映画の『ザ・タワー 超高層ビル大火災』、『ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士』や、パン・ブラザース監督の『インフェルノ 大火災脱出』が日本でも公開され、またアニメーションでも『プレーンズ2 ファイアー&レスキュー』が今夏公開されるなど、ブーム的な様相を示しています。

そんな中、香港の現・2大映画会社であるエンペラー・モーション・ピクチャーズとメディアアジアが手を組んで製作した超大作が『ファイアー・レスキュー』です。1億5000万HKドル(日本円で製作費22億円)を費やした本作品は、両社の所属人気スター、ニコラス・ツェー(『新少林寺SHAOLIN』、ショーン・ユー(『レイン・オブ・アサシン』)を主演に、発電所の大火災で香港が大停電になる中、消火と救出に命を懸ける男たちの姿を描いた感動的な物語として描かれています。

なお、本作にはジャッキー・チェンが本人役で友情出演するなど、どこで登場するかはファンにとってもお楽しみなシーンとなっています。

監督は、『燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘』を手掛け、香港映画界の若手監督として今もっとも大きな注目を浴びているデレク・クォック。共演には、『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』のサイモン・ヤム、『ブラッド・ウェポン』のアンディ・オン、『レッドクリフ』のフー・ジュン、『密告
・者』のリウ・カイチーといった面々が脇を固めています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa