文化芸術の街「上野」と喜劇発祥の地「浅草」を舞台に繰り広げられるコメディ映画の祭典「したまちコメディ映画祭 in 台東」(略称したコメ)。今年も 2014 年 9 月 12 日(金)〜16 日(火)に「第7回したまちコメディ映画祭 in 台東」の開催が決定いたしました。「したコメ」は、東京随一の下町(したまち)の魅力をコメディ映画を通じて存分に味わっていただく、いとうせいこう総合プロデュースのコメディ映画祭です。
「映画(Cinema)」「したまち(Old town)」「笑い(Comedy)」という3つの要素を掛け合わせることで、映画人、喜劇人、地元の皆さん、映画・喜劇を愛する皆さんが一体となって盛り上がれる、他にない魅力を持った、住民参加型の映画祭となっています!

“100 人の映画通が選んだ本当に面白い映画”をコンセプトに作品を紹介し続ける、「TSUTAYA 発掘良品」と「したコメ」のコラボレーション企画第 2 弾。
皮肉な視点とシャイな優しさ、人を食った淡々としたユーモアで独自の世界観を確立したフィンランドの名匠アキ・カウリスマキ。彼が監督を務めた伝説の大ヒット映画『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』のしたコメでの上映が決定いたしました!
幻の名作をぜひ「したコメ」のスクリーン上映でご覧ください!
さらに『かもめ食堂』でオールフィンランドロケを敢行した荻上直子監督をゲストに迎え、アキ・カウリスマキ監督、フィンランドについて語り尽くします。

◆タイトル:『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』
(1989 年/フィンランド・スウェーデン/79分)
◆日時:2014年 9 月 15 日(月・祝)時間は決まり次第、発表致します。
◆会場:東京キネマ倶楽部
◆ゲスト:荻上直子監督
◆権利表記:ⒸSputnik Oy

◆監督:アキ・カウリスマキ

プロフィール:
1957 年生まれ。大学在学中から映画雑誌の評論家として働き始める一方、映画製作にも参加、1980 年には兄のミカ・カウリスマキの作品に俳優として出演した。
1983 年に初の長編作品『罪と罰』を監督、『パラダイスの夕暮れ』(1986 年)で国際的な注目を集める。
『真夜中の虹』(1988)、『マッチ工場の少女』(1990)、『コントラクト・キラー』(1990)を自ら“負け犬三部作”と称し発表、その独特なユーモアセンスを用いながら社会の底辺に属する労働者や失業者などを主人公にした作品を撮り続ける。2002 年、『過去のない男』で第 55 回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。最近の作品に『ル・アーヴルの靴みがき』(2011)、『ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区』(2012)などがある。

◆ゲスト:荻上直子(おぎがみ なおこ)
プロフィール:
1972 年 千葉県出身。千葉大学工学部画像工学科を卒業後 1994 年に渡米。南カリフォルニア大学大学院映画学科で映画製作を学び、2000 年に帰国。2001 年自主製作映画『星ノくん・夢ノくん』が 2001 年度ぴあフィルムフェスティバルで音楽賞を受賞。スカラシップ作品の権利を得て、長編劇場デビュー作『バーバー吉野』(2003 年)を発表。ベルリン映画祭児童映画部門特別賞を受賞。小林聡美主演『かもめ食堂』(2006 年)を発表。その他、『めがね』『トイレット』

STORY:世界一のトンガリ靴&リーゼントにサングラス。奇抜なスタイルの奇妙なバンド「レニングラード・カウボーイズ」が珍道中を繰り広げる傑作ロードムービー。「アメリカにいい仕事がある」と悪徳マネージャーに騙されたレニングラード・カウボーイズは故郷ツンドラからアメリカツアーに出発するが…。

公式 HP:TSUTAYA 発掘良品 http://www.tsutaya.co.jp/movie/ms/t-hr/

執筆者

Yasuhiro Togawa