「仇討ヲ禁ズ」—その日、運命が動いた

この度、9月20日(土)全国ロードショー致します、「桜田門外の変」で敬愛する主君・井伊直弼を失い、敵を探し続ける男(中井貴一)と大老を暗殺した後、身を隠し、俥引きとして生きる孤独な男(阿部寛)。そして13年後、二人の男が遂に出会ったとき、 そこには思いがけない運命が待ち受けていたー幕末から明治へ、激動の時代に翻弄されながらも武士として、人としての誇りと覚悟をもって命に向き合った人間たちの物語。遂に『柘榴坂の仇討』ポスタービジュアルが解禁となります。

— 物 語 —
安政七年(1860年)。彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は、時の大老・井伊直弼(中村吉右衛門)に仕えていたが、雪の降る桜田門外で水戸浪士たちに襲われ、眼の前で主君を失ってしまう。両親は自害し、妻セツ(広末涼子)は酌婦に身をやつすも、金吾は切腹も許されず、仇を追い続ける。時は移り、彦根藩もすでに無い13年後の明治六年(1873年)、ついに金吾は最後の仇・佐橋十兵衛(阿部寛)を探し出す。しかし皮肉にもその日、新政府は「仇討禁止令」を布告していた。「直吉」と名を変えた十兵衛が引く人力車は、金吾を乗せ柘榴坂に向かう。そして運命の二人は13年の時を越え、ついに刀を交えるが……。

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執筆者

Yasuhiro Togawa