2011年初頭にカリフォルニア州知事の任期を終え、『エクスペンダブルズ』シリーズや『ラストスタンド』『大脱出』でハリウッドへの完全復帰を果たしたアーノルド・シュワルツェネッガー。かつて『ターミネーター』シリーズなどの大ヒット作で放ったカリスマ的な威光はそのままに、演技者として新たな境地を模索するスーパースターが、監督の才能と優れた脚本に惚れ込んだ最新主演作『サボタージュ』が遂に11月より全国公開となる。

この度、本作の特報映像とポスタービジュアルが解禁となった!

解禁となった映像では、「POLICE」と書かれた防弾チョッキを纏い、仲間と共に黒い覆面の男を拘束するジョン・ウォートン(シュワルツェネッガー)の勇ましい姿が冒頭映し出される。実は、彼はアメリカの麻薬戦争において多大な功績を挙げてきた、DEA(麻薬取締局)最強の特殊部隊を率いるリーダー。8人の部下とともに、敵アジトのドアを蹴破り、容赦なく銃をぶっ放す破壊行為(=サボタージュ)を繰り返していた。アジトに残された大金を手に入れ、順風満帆かと思われたのも束の間、最強チームを襲う謎の猟奇連続殺人が発生。同じく解禁となったポスタービジュアルのコピーにもある通り、誰を信じるべきか分からないまま、1人、また1人と犠牲者は増えていく。それはジョンへの恨みを晴らそうとする麻薬組織の仕業なのか、それともチーム内の何者かの犯行なのか。ジョンと地元の女性刑事が捜査を繰り広げるなか、チームのメンバーは疑心暗鬼に陥り、猟奇的な連続殺人はさらなる異常な展開を見せていくのだった……。

カーチェイス、銃撃戦といったド迫力なアクションとは裏腹に、「ブッ殺してやる」と静かに言い放つジョンからは、何か並々ならぬ決意が垣間見え、これまでのシュワルツェネッガーとは違う、一筋縄ではいかない彼の“裏の顔”を感じさせる。

屈強な外見からはうかがい知れないダークなトラウマを内に秘め、善と悪の境界が曖昧なキャラクターに扮したシュワルツェネッガーに、これまで完全無欠のヒーローのイメージを抱いていた観客は、その先入観を根底から覆されること間違いなし!『アバター』『ターミネーター4』のサム・ワーシントン、『アイアンマン』『プリズナーズ』のテレンス・ハワード、TVシリーズ「キリング/26日間」の主人公サラ・リンデン役で脚光を浴びたミレイユ・イーノスらによる、風貌も性格も個性的な部下たちとの息の合ったアンサンブルも話題に。果たして生存者は?そして、連続殺人鬼の正体は?複雑に絡み合う、猟奇連続殺人の謎が明かされた時、そこには誰も予想できない“衝撃のラスト”が待ち受ける。

『サボタージュ』は11月、TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー。

特報::http://youtu.be/ryScTI10Qbg

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執筆者

Yasuhiro Togawa