東村アキコによる原作「海月姫」(講談社「Kiss」にて連載中)は、2008年に連載開始されて以降、熱狂的な支持を受け、現在までに累計発行部数270万部突破(1巻〜13巻)を誇り、また第34回(平成22年度)講談社漫画賞少女部門を受賞、「このマンガがすごい!2011」オンナ編第3位を受賞、2010年にはフジテレビ“ノイタミナ”にてテレビアニメ化された、人気と実力を兼ね備えた国民的ベストセラー・コミックスです。
 クラゲをこよなく愛する主人公:月海(つきみ)は、自らを“尼〜ず”と称し「男を必要としない人生」を掲げるヲタク女子の集う男子禁制の共同アパート天水館(あまみずかん)で暮らしていた。そんなある日、月海は、熱帯魚ショップでトラブルに巻き込まれ、おしゃれ女子にピンチを救われる。翌朝、そのおしゃれ女子が、女装をしたれっきとした男子蔵之介(くらのすけ)だと判明、驚愕する月海。月海や尼〜ずを気に入った蔵之介は男であることを隠し天水館に出入りしはじめ、月海たちとの奇妙な友情(?)関係が始まった。初めてのメイク、初めてのときめき、蔵之介の影響で徐々に変わりはじめる月海の前に、天水館の取り壊しという最大危機が襲ってきて・・・。
 監督は、『ひみつのアッコちゃん』『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』の川村泰祐、脚本は『私の優しくない先輩』の大野敏哉、衣装デザインはきゃりーぱみゅぱみゅの衣装を手がける飯嶋久美子が務め、旬のクリエイターたちが「海月姫」の世界観を作り上げます。
 
今回決定した追加キャストは、
 尼〜ずが暮らす天水地区の再開発を計画しているデベロッパーで、グラマラスな美人だが、プロジェクトのためには手段を選ばず、尼〜ずを天水館から追い出そうと様々な画策をする稲荷翔子(いなりしょうこ)役に、女優、モデル、司会者として才色兼備な活躍を見せる片瀬那奈(かたせなな)。ベンツをこよなく愛する鯉淵家の運転手で、修とは幼馴染の花森よしお(はなもりよしお)役に、長身と甘いルックス、さらに料理の腕前も併せ持ち、幅広いステージで活躍し続ける俳優、速水もこみち(はやみもこみち)。蔵之介と修の父親で、現職の大臣である鯉淵慶一郎(こいぶちけいいちろう)役に、数々の映画やドラマで存在感を放つ実力派俳優、平泉成(ひらいずみせい)。月海と蔵之介の出会いのきっかけを作る、月海の行きつけの熱帯魚店員役に、中村倫也(なかむらともや)。稲荷の部下で、手段を択ばない稲荷に翻弄される柏木(かしわぎ)役に、内野謙太(うちのけんた)。個性溢れるキャラクターを豪華キャストたちが演じる、ヲタク女子軍団と女装美男子が仕かけるシンデレラストーリーとヲタクカルチャーの奇跡の融合!常識を打ち破る超進化系★エンタテインメントの誕生にぜひご期待ください。

キャストコメント
■稲荷翔子(いなりしょうこ)役: 片瀬那奈(かたせなな)コメント
1)映画「海月姫」出演にあたってのご感想&ご自身の役への意気込み
海月姫の世界を見事に現実で表現されていて、Setから衣装から、能年さんから菅田君の女装から何から何までかわいいで溢れています。私が演じる稲荷さんも、尼〜ずにとっては本当にイヤな奴ですが、出来るイヤみな女を一生懸命に少々かわいらしく少々ぶっとんで演じたいと思っています。
2)原作「海月姫」の魅力
実は私もクラゲが大好きで、江ノ島水族館に行くと、クラゲ館で2時間位ボーっと眺めてるのが好きなんです。
だから、こんなにかわいいクラゲちゃんたちが出てくるマンガってだけでも素晴らしい上に、登場人物がみんなヘンテコリンで愛らしい。石化最高!蔵之介の女装がかわいすぎる。月海のかわいらしい恋。ばんばさんのかつらかぶった姿も好きです。
3)実は、○○○オタク なんです!(理由とともに)
1つにしぼるのが難しいほど色んな要素の入ったオタクです。私は(笑)。
・キースヘリングのものを集める
・スワロフスキー(キラキラのもの)を色んなものにはる。
・家電(音モノ)が好き&値切るのが好き。
・アウトドア(キャンプ&BBQ)&トレッキング
・きのことクラゲグッズ集め
・ガンダム
・ティンカーベルグッズ集め
・茶がゆと鍋に異常にはまってます
・バイタミックスで毎日スムージー作る
・毎週ジャンプの発売を楽しみにしている(ワンピース)
・ゲーム全て
・ゲームセンターが好き(特にコイン落とし)
きりがないのでやめます。

■花森よしお(はなもりよしお)役:速水もこみち(はやみもこみち)コメント
1)映画「海月姫」出演にあたってのご感想&ご自身の役への意気込み
ブランドのスーツをサラッと着こなし、メルセデスベンツの事が大好きな運転手役・花森よしおを演じさせて頂いています。「こち亀THE MOVIE」以来の映画、そして今回も、川村監督とご一緒させて頂けて非常に嬉しいです。花森は、普段は口数が少なく、口が堅い男なのですが、メルセデスベンツの話をされるとついポロッと言ってはいけない事を言ってしまう、そんな面白い一面を持っているので、楽しみながら精一杯演じさせて頂いています。とても、明るい現場で、心置きなく撮影に入る事が出来ました。コメディーやラブストーリー、そして、人間の成長を是非、楽しみにして頂ければと思います。
2)原作「海月姫」の魅力
恋物語はもちろん、男性を必要としないオタク「尼〜ず」が、自分の好きな事にとことん追求し、ときには女性らしくなったり、また、お互いを励まし合い絆を深めたりと前向きに楽しく生きている姿に人として、とても魅力を感じました。
3)実は、○○○オタク なんです!(理由とともに)
僕は、コレクターオタクです。
シューズやグッズ等のコレクターでもあるのですが、特に、アメリカンコミックのフィギュアを集めるのが好きです。自宅の趣味部屋には、1500体以上のフィギュアを飾っています。

■鯉淵慶一郎(こいぶちけいいちろう)役:平泉成(ひらいずみせい)コメント
慶一郎役をやらせてもらうことになり原作を読ませて頂きました。今までの自分にはない世界観で多少戸惑いもありましたが、とても楽しく演じることができました。新しい自分の芝居が見つかったような気がします。

■熱帯魚店員役:中村倫也(なかむらともや)コメント 
今回僕の出演は、初めて月海と蔵之介が出会う大事なシーンということで、これは生半可な気持ちで望んではいけないと思い、滝に打たれてまいりました。少しでもこの作品に貢献できていれば嬉しいです。
あと余談ですが、蔵之介役の菅田くんは、以前から「女装がしたい」と僕によく言っていたんです。そういえば昔一緒にやったファンイベントでも、彼は《女装して踊る》という企画を自ら立て、楽しそうに、それまで見たこともないキラキラした笑顔で踊っていました。そして今回の映画です。なんというか、誰にも言えなかった趣味が仕事に繋がって、良かったね、と思いました。

■柏木(かしわぎ)役:内野謙太(うちのけんた)コメント 
「弱めな男子」が必ず憧れるであろう片瀬さんの部下になれて光栄です。
とても楽しい「海月姫」という作品の世界にお邪魔させていただく気持ちで頑張りたいと思います!

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執筆者

Yasuhiro Togawa