言葉も分からない異国の地で突然、身に覚えのない麻薬密輸容疑で捕まった平凡な主婦。絶望の中、家族のもとへ帰るための激闘の765日間を描いた『マルティニークからの祈り』(配給:CJ Entertainment Japan)は、8月下旬よりTOHO シネマズシャンテほか全国順次ロードショー。

本作は、凄惨な幼児虐待の現場を描き、韓国のみならず全世界を戦慄させた『トガニ 幼き瞳の告発』に続く、衝撃の実話の映画化として物議を呼んだ作品。2006 年、韓国で放送されたドキュメンタリー番組「追跡 60 分」で紹介された 1 人の女性と、夫と娘の絶望と闘いの日々を、『シークレット・サンシャイン』で第 60 回カンヌ国際映画祭主演女優賞に輝き、本年度の同映画祭では審査員という大役を担ったチョン・ドヨンを主演に迎え、『高地戦』のコ・ス、そして、映画『オーロラ姫』、『容疑者X 天才数学者のアリバイ』のパン・ウンジン監督により映画化。
この度、ついに予告編が解禁となった。

本予告編では、突然引き裂かれた家族の姿が鮮明に映し出される。
ジョンヨン(チョン・ドヨン)の突如置かれた過酷な状況、なすすべもなく苦しむ夫ジョンベ(コ・ス)、そして二人のまだ幼い娘の言葉が胸に迫る。遠く 12,400 キロ離れた場所で、また家族がひとつになること、それだけを願い生き続けた765日間。
あらゆる感情を通り越し極限のチョン・ドヨンの心を射抜かれるような凄みに満ちた演技は、目を見はらずにはいられない。

予告編::http://youtu.be/nDPm3ZZDKdw

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=52481

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa