全世界メガヒットSFアクションへの出演の後押しとなったのは、
ジェニファー直々のアドバイスだった!!
主演最新作ではオスカーノミネートの噂も!

全米初登場1位を記録し、全世界でも2.6億ドルを超えるメガヒットとなった『ダイバージェント』。その世界的大ヒット映画のヒロインを務めるのが、今ハリウッドで最も熱い注目を集める若手女優、シャイリーン・ウッドリーだ。彼女を一躍有名にしたのは、20歳の時に出演したアレクサンダー・ペイン監督の『ファミリー・ツリー』。ジョージ・クルーニー演じるマットの長女・アレクサンドラを好演し、ナショナル・ボード・オブ・レビュー助演女優賞をはじめ、20を超える映画賞の受賞とノミネートに輝いた。

その類まれなる演技力と聡明かつ美しい佇まいが好評を博し、本作『ダイバージェント』のヒロインに抜擢されたわけだが、『トワイライト』『ハンガー・ゲーム』など世界的社会現象となったシリーズを製作してきたライオンズゲート社が満を持して贈る新シリーズの主役を引き受けるにあたり、シャイリーンは当初不安を感じていたという。そこで、彼女が助言を求めたのが、かねてから強い憧れを抱いているジェニファー・ローレンスだ。弱冠22歳にして第85回アカデミー賞主演女優賞を受賞し、現在のハリウッドを牽引する実力派女優のジェニファー。彼女自身も世界的ヒットシリーズ『ハンガー・ゲーム』のヒロインにカットニス役として出演したことで大ブレークを果たし、人生の大転機を迎えた経験を持つジェニファーは、シャイリーンにこうアドバイスしたという。『あなたの環境はこれから劇的に変わっていくけど、決して羽目を外してはダメよ。セックステープやドラッグなどは絶対ダメ。ただ、自分を見失わずにありのままの自分の人生を楽しめばいいの。それだけよ。』 心から尊敬する先輩女優からのアドバイスを聞いて、シャイリーンは自分が直面している状況はそこまで複雑なものではないことを理解し、本作への出演を決心した。

見事トリスを好演し『ダイバージェント』を大ヒットに導いたシャイリーンだが、彼女の勢いは止まらない。『ダイバージェント』で兄弟役として共演しているアンセル・エルゴートとW主演した青春恋愛映画“The Fault In Our Stars(原題)”が6月15日に全米公開され、約4800万ドルのオープニング興収を叩き出し、並み居る強豪大作を抑え見事1位を記録したのだ。公開2週目となった先週末も好調をキープし、小規模作品ながら興収1億ドル突破も間近。重病と障害を抱えた男女2人の儚くも美しい恋と、死に向き合いながら懸命に生きる姿を描いたこの感動作で、再びシャイリーンの演技力は全米中で絶賛され、6月15日付のロサンゼルス・タイムズの記事によると、今年度オスカーへのノミネートも実しやかに囁かれている。まさに、自らの才能と実力でスターダムへと駆け上がるそのキャリアは、第2のジェニファー・ローレンスなのだ。
シャイリーンが主演を務める『ダイバージェント』は、全4作編成でのシリーズ化が決定しており、現在は2作目“Insregent(原題)”の撮影真っ最中。今後もますます、大ヒットシリーズの物語の行方と天才新鋭女優の行く末から目が離せない。

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執筆者

Yasuhiro Togawa