わずか15年の映画俳優人生の中で、159本の作品に出演し、日本映画の黄金期を支えた稀代の映画スター、市川雷蔵。この度、雷蔵の映画デビュー60周年を記念し、『雷蔵祭 初恋』と題した映画祭を、8月9日(土)より角川シネマ新宿ほかにて全国公開する運びとなりました。

本映画祭の『雷蔵祭 初恋』というタイトルは、往年の雷蔵ファンである世代の方々に雷蔵に恋した昔の気持ちを思い出し、雷蔵を惚れ直して欲しい…、また雷蔵を知らない世代の方々には初めて雷蔵に触れて、雷蔵を好きになって欲しい…そんなふたつの願いを込めて名付けました。

60年といえば干支が一巡し、生まれた年の干支に再び戻ることから「還暦」と言われ、また第二の人生の出発点として位置づけられている年でもあります。本映画祭ではそんなメモリアルな年にちなみ、時代を超えても色褪せることなく、なお鮮やかな光を放ち続ける俳優・市川雷蔵の「再デビュー元年」とし、フィルム原版の劣化により今まで上映が困難だった初期主演6作品の初デジタル化の作業を初めて行ない、これまでの代表作と合わせた46作品をお客様にお届けできることになりました。

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=biBj-vBDhY8#t=20

公式サイト
http://www.cinemakadokawa.jp/raizohatsukoi/

執筆者

Yasuhiro Togawa