映画『ふしぎな岬の物語』吉永小百合、阿部寛、竹内結子、笑福亭鶴瓶、超豪華キャストが集結した予告編を解禁!
日本を代表する映画女優・吉永小百合と『孤高のメス』『八日目の蝉』など数々の名作を世に送り出してきた成島出が共同企画として立ち上げた、10月11日(土)公開の映画『ふしぎな岬の物語』。
それぞれ主演、監督をつとめ、阿部寛、竹内結子、笑福亭鶴瓶ら豪華キャストを迎えることで話題を集めておりますが、この度、6月14日より劇場掛け予定の予告編が解禁。
予告編内では、岬カフェ店主の吉永小百合とそれを取り巻く人たち、そして阿部、竹内、鶴瓶の豪華キャストそれぞれが抱える悩みが少しずつ映し出されています。
海沿いの道をまっすぐ進み、長いトンネルをくぐり抜けたところにある岬村。のどかな太陽と海に抱かれて、独特の時間が流れる岬村には、どこか懐かしさが漂っている。その岬の先端で、静かに佇む「岬カフェ」。店主の柏木悦子は、長い時間と手間をかけて、風通しのいい場所作りに心を砕いてきた。毎朝、カフェの隣で“何でも屋”を営む甥の浩司と船で小島に出かけて、汲んでくる湧き清水。質素な店内を彩る、季節の野花。そして何より人々を和ませたのは、注文を受けてから豆を挽き、ネルドリップで丁寧にいれた、心づくしのコーヒーだ。悦子の祈りを込めた一杯は、カフェに集う人々を元気づけた。
常連客に囲まれた、ささやかな生活を、悦子は愛していた。いくつになっても感情をコントロールできずに、たびたび問題を起こす浩司の純粋さを尊重し、いつも温かく微笑みかけた。よき理解者・悦子の存在は、浩司を安心させた。そんな二人の触れ合いを、常連客のタニさんは30年間、優しく見守ってきた。地元の秋祭りの日には、漁を営む徳さんの娘・みどりが、数年ぶりに帰郷した。素直になれない父娘にも、悦子はそっと寄り添った。
小さな問題を抱えながらも、一緒に泣いて、共に笑う、穏やかな日々がいつまでも続くことを願った悦子の人生にも、やがて荒波が押し寄せる。しかし、この岬で育まれた、人と人との豊かな絆は、運命のうねりを乗り越え、未来へ向かって、それぞれの人生をしなやかにつないでゆく。
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執筆者
Yasuhiro Togawa