全世界で2.6億ドルのメガヒットを飛ばした『ダイバージェント』(配給:KADOKAWA、7月11日(金)日本公開)。本作に主演しているシャイリーン・ウッドリーと、同作にて主人公トリスの兄ケイレブを演じているアンセル・エルゴートが全米で大注目を浴びている!二人が再度タッグを組んだラブストーリー、『ザ・フォールト・イン・アワー・スターズ』(原題)が6月6日に全米公開し、低予算ながらも並み居る強豪を押しのけ、週末興行収入4500万ドルで初登場1位を記録した。

米オンラインチケット販売最大手ファンダンゴによると、6/6−6/8の週末で最も前売りチケットを売ったのは『ザ・フォールト・〜』。同作のチケット購入者1000人を対象に行った調査では、購入者の81%が原作を読んでおり、さらに80%は友人とこの映画を見るという回答であった。そして、この映画のチケットを購入する要因となったのは、「シャイリーン・ウッドリーが主演だから」という理由が65%でトップだった。

シャイリーン・ウッドリーは1991年11月生まれの現在22歳。1999年のテレビ映画でデビュー、子役として活躍した後、2011年の『ファミリー・ツリー』でナショナル・ボード・オブ・レビュー助演女優賞を獲得し、一気に頭角を現した。そして2014年『ダイバージェント』で主演に大抜擢され、同作のメガヒットにより若手スターの仲間入りをする。そして今回の『ザ・フォールト・〜』が内容の評価が高いこと以上にシャイリーンの動員力が一番の理由になっていることから、アメリカでは「客を呼べる女優」というカテゴリーに仲間入り。シャイリーンは、実は現在公開中の『アメイジング・スパイダーマン2』に、前シリーズでキルスティン・ダンストが務めたMJ役で出演するはずだったが、彼女の出演シーンが全部カットされてしまうという不運に見舞われた過去がある。だが、『ダイバージェント』『ザ・フォールト・イン・アワー・スターズ(原題)』のメガヒットで、女優としての人気・実力の高さを証明することとなった。

『ダイバージェント』は、全世界2100万部以上を売り上げている大ベストセラーを映画化したSFアクション超大作。今年3月に全米公開され、初登場1位を記録した他、全世界でも興収2.6億ドルを突破。シャイリーンは本作の中で、性格別に構成された社会システムから異端者として判断され、命を狙われる主人公を熱演。『ファミリーツリー』で高い評価を受けた持前の演技力を発揮し、さらに激しいアクションシーンもこなしている。一方、アンセル・エルゴートはシャイリーン・ウッドリー演じるトリスの実兄ケイレブ役で出演。過酷な運命と戦う兄妹の後は、難病と闘う恋人で再共演。息の合った演技を見せている。さらに、『ダイバージェント』の続編『インサージェント(原題)』は5/27よりアトランタでついに製作がスタート。三度、シャイリーンとアンセルは共演を果たしている。

『ダイバージェント』は7月11日(金)より全国公開。
『ザ・フォールト・イン・アワー・スターズ(原題)』は日本公開未定。

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執筆者

Yasuhiro Togawa