この度、関ジャニ∞の渋谷すばる主演映画『味園ユニバース』の製作が決定し、2015年
2月ギャガ配給にて全国公開する運びとなりました。
  渋谷は、『エイトレンジャー』(12)・『エイトレンジャー2』(14)で関ジャニ∞のメンバーと共に主演を務めてきましたが、単独での映画主演は、本作が初となります。

 『味園ユニバース』は、大阪を舞台に、人生を踏み外し、“歌うこと”以外すべての記憶を失った男が、あるバンドとそのバンドマネージャーの少女との出会いをきっかけに、過去の自分と向き合い、現在の自分との間で揺れ動きながらも、自身を見つけ出そうとする物語です。渋谷が演じるのは、“記憶を失った男”。人を寄せ付けない凶暴さをもちながら、どこか繊細で不器用、でも歌においては圧倒的な実力を発揮するキャラクターで、関ジャニ∞の中でも異彩を放ち、抜群の歌唱力で人々を魅了する渋谷はまさに適役!初の単独主演作で、俳優としての新たなる一歩を踏み出します。

 ヒロインには、『ヒミズ』(12)で第48回ヴェネチア国際映画祭・最優秀新人賞を受賞した二階堂ふみが決定。『脳男』(13)、『地獄でなぜ悪い』(13)など話題作に次々と出演し、今や映画界で最も注目の若手女優と言える二階堂が今回演じるのは、高校を中退し、痴呆症の祖父と2人で暮らしながら、好きなバンドのマネージャーと古びたスタジオの経営で生計をたてる変わった少女。渋谷演じる記憶を失った男との出会いが彼女を変えていきます。渋谷×二階堂という、新しいコラボレーションの化学反応に是非ご期待下さい!

  監督は、『苦役列車』(12)、『マイ・バック・ページ』(11)の山下敦弘。リアリティーある世界観と現実に向き合う登場人物を魅力的に描くことに定評のある山下監督が、渋谷すばるをどう演出するのかに注目必至です。

味園とユニバースとは?

味園(ミソノ)は1956年(昭和31年)に開業した、大阪市千日前に建つ、飲食店・大宴会場・ホテル・マッサージなどが入る歓楽街が1棟に集約されたようなビル。大阪の古き良き昭和の香りを伝える建物として、地元の人たちから長年親しまれてきた。
ユニバースは、そこに入る老舗の豪華キャバレー。大変な人気を極めるも、2011年にキャバレー営業は終了し、現在はその名のまま貸しホールとなり、若者たちからはライブ会場としての認知も高い。
新宿ゴールデン街と並ぶ、日本サブカルチャー文化の発信地、アングラ芸術の発祥地として高い注目を集めるスポットとしても有名。  

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執筆者

Yasuhiro Togawa