クリストファー・ノーラン製作総指揮の下、ジョニー・デップ他豪華キャストで贈る2014年最注目の近未来SF超大作『トランセンデンス』(6月28日(土)公開)。
全ての情報が電子化された現代に起こりうる、想像を超える脅威。SF界に一石を投じる超大作を世に送り出すため、圧倒的映像世界でアカデミー賞(R)4部門を受賞した『インセプション』、映画史に金字塔を打ち立てた『ダークナイト』シリーズのキャスト、スタッフが再集結。常識を“超越”し、誰も観たことのない世界を描き出します。
この度、2014年度人工知能学会全国大会にて共同特別企画〜 エヴリンの夢 〜(講演、パネル討論)を実施することとなりました。

本作は、ジョニー・デップ演じる科学者ウィルが死の間際に頭脳をコンピュータにインストールされ、オンラインにつながることで、超高速の処理能力で化学反応を引き起こし、想像できない進化を始める近未来SF。一般には、“シンギュラリティ”と呼ばれるこの現象は、テクノロジーが高度に進化した現代においては、もはや机上の空論ではなく、 遅くとも40 年以内に実現すると言われ、「2045 年問題」として注目を集めています。多くの科学者やIT論者が、それがもたらす未来社会の姿を語る、まさに時代のキーワードとなっています。そんな中、映画『トランセンデンス』と人工知能学会との共同特別企画〜 エヴリンの夢 〜(講演、パネル討論)を2014年度人工知能学会全国大会にて実施することが決定しました。
(タイトル〜 エヴリンの夢 〜は、主人公のウィルをコンピュータへアップロードし生かし続けようとした妻エヴリンより)

■ 実施概要
日時: 5月14日(水) 15:30-17:30 ( 開場: 15:10)
会場: 愛媛大学 (ひめぎんホールより徒歩12分)
一般参加無料(予約不要)

※ネット等でのリアルタイム配信も検討中です
( 12日以降に大会サイトでご確認下さい)
大会サイト http://www.ai-gakkai.or.jp/jsai2014/

■パネルおよび講演の概要

近年の急速な人工知能(AI)の発展を背景に,多くのAI研究者により今世紀中にAIが人の知能を越える「シンギュラリティ(技術的特異点)」を迎えうると考えられています。そんな折、シンギュラリティの瞬間をこれまでになくリアルに映像化した映画『トランセンデンス』が公開されます。人を超えたAIは,その知能により人類の科学技術を大きく加速し莫大な富をもたらします。そして「意識」さらには「心」を持つことにもなりそうです。こうしたAIが現れた時に社会はどのように変化し、人類は彼らAIに対してどのような感情を抱くのでしょうか?本セッションではパネル討論を中心として映画のシーンを織り交ぜつつ、AIの急速な発展の先に見る未来像について、強いAIや脳科学などに関わるAI研究者を中心とした熱いパネル討論を行います。

■講演者およびパネリスト
・松田卓也(NPOあいんしゅたいん) ・堀 浩一 (東京大学) ・我妻広明(九州工業大学)
・市瀬龍太郎(国立情報学研究所) ・一杉裕志(産業技術総合研究所) ・栗原聡(電気通信大学) ・山川宏(富士通研究所)

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=52134

執筆者

Yasuhiro Togawa