前作『別離』で2011年度アカデミー賞外国語映画賞、ベルリン国際映画祭金熊賞をはじめ90冠以上の映画賞を総なめにしたアスガー・ファルハディ監督の最新作『ある過去の行方』(配給:ドマ、スターサンズ)が、
いよいよ4月19日(土)よりBunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテほかにて全国順次公開となります!
 
緻密な脚本と人間の複雑な深層心理を掘り下げて描く人間ドラマには、ウディ・アレン、スティーヴン・スピルバーグ、ブラッド・ピットから賞賛が送られ、アンジェリーナ・ジョリー、メリル・ストリープからも作品の出演リクエストを受けるなど、世界中の映画人から注目を集める映画監督アスガー・ファルハディ。本作は、これまでイランを舞台に現代社会の縮図を描いてきた彼が、はじめて外国にカメラを据えて挑んだ意欲作だ。
 
主人公マリー=アンヌ役には第84回アカデミー賞作品賞に輝いた『アーティスト』のスターダムに駆け上がる新人女優役で喝采を浴びたベレニス・べジョ。本作では、葛藤を抱えながらも前へ進む女性の強さを体現し、2013年カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞している。

そしてこの度、放送100回以上を数えるWOWOWの人気映画情報番組「映画工房」とのコラボレーションとして、
4月某日に現地(イラン・テヘラン)取材が決定したアスガー・ファルハディ監督に、
番組出演者の斎藤工さんと板谷由夏さんからの質問を取材班が届けに行くという企画が緊急始動!
昨年、『別離』を番組で紹介したこともあって、ファルハディ監督の大ファンを公言し、
『ある過去の行方』も公開に先駆けてご覧になったというお二人ならではのスルドイ質問が上がった。

●斎藤工さんからの質問

 監督の作品では、役者たちが作品の世界観にとてもナチュラルに入り込んでいる
 印象があるのですが、監督は作品作りにおいて役者にどのようなことを求め、
 どのようなリハーサルや準備をされていくのでしょうか?

●板谷由夏さんからの質問
 
 『別離』ではイランが、『ある過去の行方』ではフランスが舞台でしたが、
 今後はどこの国を舞台にどんな作品を撮られたいとお考えですか?
 また、その中で「日本が舞台になる」という可能性はあるのでしょうか?

なお、この質問についてのファルハディ監督の答えは、「映画工房 WEB版」にて4月21日(月)夜9時から配信予定。
詳細はhttp://www.wowow.co.jp/koubou/をチェック!(もしくは[映画工房]で検索)
また、今回一般の方からもあわせて監督への質問を募集中!詳細は『ある過去の行方』公式HPをご確認の上、世界が注目する映画監督へ質問するまたとない機会、是非奮ってご応募ください!
【WOWOW「映画工房」とは】
WOWOWシネマの放送ラインナップの気付きと映画愛をテーマに、映画への深いこだわりと知識を持つ俳優・斎藤工と板谷由夏、そして中井圭という布陣でお贈りしているレギュラー映画情報番組で、昨年放送100回を超えた人気長寿番組でもある。毎週月曜夜8:45〜[WOWOWシネマ]他、好評無料放送中。「映画工房 WEB版」では未公開動画を毎週配信中。

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執筆者

Yasuhiro Togawa