映画『少女は自転車にのって』映画館のない国サウジアラビアから誕生した奇跡！！

ワジダ、10歳。明日に向かってペダルをこぐ。

　　ワジダはサウジアラビアに暮らす10歳の少女。男の子の友達アブダラと自転車競走がしたいのに、お母さんは男の子と遊ぶことも、自転車を買うことにもいい顔をしない。ワジダの住む世界には、女の子がしてはいけないことが沢山あるのだ。ある日、綺麗な緑色の自転車を目にしたワジダはどうしても欲しくなり、自分でお金を貯めていつか手に入れることを誓う。自転車は800リヤド。手作りのミサンガを学校でこっそり売ったり、上級生のラブレターを渡すアルバイトをしたり。それでも800リヤドには程遠い。そんな時、学校でコーランの暗唱コンテストが行わることになった。優勝賞金は1000リヤド！大の苦手のコーランだけど、ワジダは迷うことなく立候補、必死にコーランを覚えて練習を重ねるのだが・・・。
　　サウジアラビア初の女性監督ハイファ・アル＝マンスールのデビュー作。イスラム社会に生きる少女の姿を通して未来への希望を描き、ヴェネチア映画祭やロッテルダム映画祭など世界の映画祭で絶賛された感動作。“ヴァラエティ誌が選ぶ注目すべき監督10人”にも選ばれている。また、2014年米アカデミー賞・外国語映画賞のサウジアラビア代表に選ばれたのも話題。

予告編::http://youtu.be/xC-XZa_6tCU