2014年1月11日(土)公開の映画『ジャッジ!』。
テレビCMの世界一を決める国際広告祭を舞台に、上司に押し付けられて審査員になってしまった落ちこぼれ広告マンが、自社のちくわCMをグランプリにするべく、持ち前のバカ正直さとカタコトの英語を武器に、海外のクセモノ揃いのクリエイターたちを相手に奔走する物語です。

広告業界が舞台だということにちなんで、今回、広告業界において日本を代表するトップクリエイター3名が本作のイメージビジュアルをデザインしました!
そして、3種類のビジュアルの中から、映画館の支配人がそれぞれの劇場に設置するポスター、チラシを1種類ジャッジ!(審査)をして決める、という映画業界初のキャンペーンを実施します。

また、映画公式HP上では、3種類のビジュアルの人気投票を行っております。

ポスター、チラシは、10月5日より『ジャッジ!』上映劇場にて設置予定です。
(※WEBキャンペーンは、9月25日より開始)

参加クリエイター (五十音順)

<秋山具義/アートディレクター>

1966年秋葉原生まれ。1990年日大芸術学部卒。1999年デイリーフレッシュ設立。
広告キャンペーン、パッケージ、写真集、CDジャケット、キャラクターデザインなど幅広い分野でアートディレクションを行なう。
主な仕事に、PARCO「あるこうPARCO」、東洋水産「マルちゃん正麺」広告・パッケージデザイン、常盤薬品「眠眠打破」CM、AKB48「さよならクロール」CDジャケットデザイン、NHK BS プレミアム「ワラッチャオ!」キャラクターデザインなど。2009年「ファストアイデア25」出版。

◆コメント
広告クライアントからの無茶振りに翻弄されるクリエイターの心情を、超大袈裟にビジュアル化しました。

<えぐちりか/アートディレクター、アーティスト>

電通にてアートディレクターとして働く傍ら、アーティストとして国内外で作品を発表。2011年フィギュアスケート?橋大輔選手のフリープログラムの衣装を担当するなど、広告、アート、プロダクト、衣装、装丁、ジュエリーデザインなど様々な分野で活動を展開。
主な仕事に、ソフトバンク「PANTONE6」携帯端末GALAデザイン及びCMグラフィック、「TBS6チェン!」キャンペーン、ベネッセこどもチャレンジbaby2013教材玩具トータルアートディレクション、日本とNYで開催された「ドコモダケアート展」トータルディレクション、PARCO、Laforetのファッション広告、AKB48カレンダーBOX「AKB48iDOLL」、「優香グラビア&ボディー」の装丁など。JAGDA新人賞、ひとつぼ展グランプリ、岡本太郎現代芸術大賞優秀賞、グッドデザイン賞、イギリスD&AD金賞、スパイクスアジア金賞、アドフェスト他、受賞多数。

◆コメント
脚本、面白すぎました。
これを書いた人と同じ業界にいることを本気で誇りに思います。
脚本がボロボロになるくらい読んだ結果、ティザーとして伝えたいことは、「これヤバいから、一回みて欲しい!」に決定。
映画館でこのポスターを見たときにどんな映画なのか、気になって確かめたくなってもらえたら嬉しいです。

<佐野研二郎>

1972年東京都生まれ。MR_DESIGN代表。
主な仕事に、サントリー「グリーンダカラ」「南アルプスの天然水」「天然水スパークリング」「BOSS」、トヨタ自動車「ReBORN・ドラえもん」、au「LISMO!」、日光江戸村「ニャンまげ」、TBS「ブーブ/ブーナ」、ルミネ「チェック・ザ・バーゲン」、ミツカン「とろっ豆」などのパッケージデザイン、キャラクターデザイン、TVCMのアートディレクションなどがある。
2014年より多摩美術大学統合デザイン学科教授。ニューヨーク・ONE SHOW DESIGN金賞、東京ADC賞、日本パッケージデザイン大賞金賞受賞、ACC金賞・タレント賞(グリーンダカラちゃん)、みうらじゅん賞(ニャンまげ)など受賞。

◆コメント
受験、恋愛、就職、結婚。考えてみれば、人生はジャッジ、判断の連続だ。
そしてジャッジは簡単にはいかずにいつも迷うのが常だ。だからこそ、面白い。
ポスターではその「迷い」を表現しようとした。どうどうと「いいね!」と言っている裏ではいつまでもぐるぐると悩んでいるような迷いや焦燥感。
巨大なサムズアップに困った妻夫木さん、の上にさらに賛成している手。
ジャッジ!のロゴはJUDGE!のJの角度をひっくりかえしたり角度を変えてデザインした。
さらにジャッジ!にたくさんある「濁点」を汗にみたてて。
「迷い」「焦燥感」をテーマにした映画「ジャッジ!」ポスターです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa