11月9日(土)より映画館上映や同時配信など、複合メディアにて展開される「1000taku」プロジェクトに含まれます作品のひとつ、『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』。

実際に起きた、イギリス人女性殺害事件の犯人・市橋達也自身による手記をもとに映画化した本作は、決して許されることのない事件を起こした市橋達也の逃亡の軌跡を辿った圧倒的なリアリティとサスペンスがみなぎる実録ドラマです。
アカデミー外国語映画賞に輝いた『おくりびと』『闇の子供たち』を世に送り出した中沢敏明プロデューサーが、この野心的かつ困難なプロジェクトのメガホンを託したのは、台湾で活躍する日本人俳優・ディーン・フジオカ。日本人でありながら、日本を俯瞰的に見る独特の感性、考え方を持つ彼は、今回監督・俳優の両役を務めています。

この度、ディーン・フジオカ演じる市橋達也の姿が初めて写し出されたポスタービジュアルを解禁させていただきます。
「僕は、『市橋達也です』と答え、逮捕された—。」という衝撃的なキャッチコピーと共に姿を見せるのは、送検された際にその素顔を見せ、話題を呼んだ市橋達也。うつむき落ち着いた様子を見せる一方、その後ろでは鋭い視線を投げかけるもう一人の市橋がおり、表情だけではつかみきれない彼の人間性を表したビジュアルとなっております。
名前を変え、顔を変え、自分自身から逃げ続けた2年7ヵ月の逃亡劇。
謎に包まれていた空白の逃亡期間の衝撃的な真実が明かされます。

*ディーンさんのコメント*
「この事件を犯人と同世代の切り口で、日本国外からの視点で描いて欲しい。」エグゼクティブ・プロデューサーのそんな言葉から、日本デビュー作で初の監督業にも挑戦することになった。
人は日々壁にぶつかり、乗り越える努力をし、結果がどうであれ教訓を学ぶ、それが人生。
市橋は自分の犯した罪から逃げ、名前を変え、顔も変えて逃げ続けた殺人逃亡犯。もしかしたら殺人事件のもっと前から、社会や自分自身と向き合う事から逃げてきたのかも知れない。壁から逃げ続けた結果、今の彼は檻の中にいる。四方を壁に囲まれて。出演オファーを受けこの事件を知った当初にふと考えた”What if…”
それは「どこかで壁から逃げていたら、もしかしたら自分も市橋のようになっていたのかも知れない」という仮説。誰でも犯しかねない過ちを決して犯さない為にも、その恐さを描きたかった。

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執筆者

Yasuhiro Togawa