1996年に公開され、今なお日本映画屈指の名作として多くの観客に愛され続けている映画『キッズ・リターン』。あれから10年後の“シンジ”と“マサル”の運命の再会、そして彼らの<今>を描いた映画『キッズ・リターン 再会の時』(清水浩監督)。10月12日(土)の日本公開に先立ちまして、この度、アジア太平洋地域出身映画監督の登竜門として常に注目されている北米屈指の映画祭、第32回バンクーバー国際映画祭(ドラゴン&タイガー部門)および次世代の才能に光を当てることで年々存在感が増しているポーランドの第29回ワルシャワ映画祭(国際コンペティション部門)より招待を受けての正式上映が決定いたしました。

清水浩監督作品としてはデビュー作『生きない』(第51回ロカルノ国際映画祭アキュメニカル特別賞受賞、第3回釜山映画祭国際批評家連盟賞受賞)『チキン・ハート』(第55回カンヌ国際映画祭国際批評家週間招待)に続いての国際舞台における上映となります。
今回、両映画祭での正式上映にともない、清水監督よりコメントも到着いたしました。

【清水浩監督コメント】
とても光栄です。一番ストレートにお客さんの反応がわかる場所ですよね。向こうの人は、映画がつまらなければ帰るし、面白ければ拍手をしてくれますしね。だから怖くもあり、とても楽しみでもあります。そんな大舞台に『キッズ・リターン 再会の時』が選ばれたことは、本当にありがたいですね。キャスト、スタッフ含め、苦労したかいがあったなと思います。

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執筆者

Yasuhiro Togawa